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執筆者の写真t-ogino

リノベーションした狭小住宅の、[最小限洗面化粧室]の作り方!工夫の塊・ミニマム洗面化粧台(東京都北区)

更新日:8月9日


ミニマム洗面化粧台の使い方・狭小住宅

「リノベーションした狭小住宅の、最小限・ミニマム洗面化粧台」

工夫して考えて考えて、とにかく小さく最小限。でも使いやすい、洗面化粧室が出来

上がりました。


洗濯機置場のスペースをまず確保し、小さな洗面化粧台と収納付鏡を設置。余った、

本来何も使えない角の部分に目を付け洗濯籠を置き場に。カウンターの上に洗濯モノ

を入れる穴を作って、その下に洗濯籠を置いて、洗濯籠の下にゴロゴロと引張り出せ

るコロ板をつくり、引き出します。洗濯籠置場が無いと、どんなに大きな洗面化粧室

でも、籠が足元を邪魔して使い勝手が良く無い。ここでは、こんなに小さなスペース

でもしっかり洗濯籠置場をつくりました。


ミニマム洗面化粧台の使い方・狭小住宅

もう、TVのビフォー・アフター状態の楽しい現場。


延べ面積62㎡(約18坪)3階建て、昭和初期の小さな住宅。古い家の間取りってど

うしても今の生活の常識とは違うんです。洗面化粧室が無くて、お着換え洗濯もキッ

チンで行っていて、そらなんとかしなくてはと、スペースの無い中、どうにかこうに

か最小限の洗面化粧室。でも使いやすい!をつくりました。


ミニマム洗面化粧台の使い方・狭小住宅


狭小住宅とは


狭小住宅とは、限られた敷地面積に建てられた比較的小さな住宅のことを指します。都市部などで土地が高価であるため、効率的にスペースを活用するために設計されることが多いです。狭小住宅には以下のような特徴があります。


  1. コンパクトな設計: 限られた面積の中で、居住空間や収納を最大限に活用するために、工夫が凝らされています。例えば、収納スペースの工夫や、引き戸やロフトなどのスペースを有効に活用する方法が取られます。


  2. 垂直方向の利用: 小さな敷地に対処するために、階数を増やして垂直に広がる設計が採用されることがあります。これにより、床面積が限られていても居住空間を確保できます。


  3. 効率的なデザイン: 狭小住宅では、無駄なスペースを排除し、必要な機能や快適さを確保するための効率的なデザインが重視されます。例えば、オープンプランのリビングダイニングや、変形可能な家具などが使われることがあります。


  4. 採光・通風: 限られたスペースを最大限に活用するために、採光や通風にも工夫が必要です。例えば、大きな窓やトップライトを使って自然光を取り入れたり、風通しを良くするための設計がされています。


  5. 地域性と規制: 都市部では土地の規制や建築基準が厳しいため、それに合わせた設計が必要です。また、地域の気候や風土に応じた設計も考慮されます。


狭小住宅は、限られた土地を最大限に活用するための設計が求められ、特に都市部や地価の高い地域で人気があります。


ミニマムな洗面化粧室


ミニマムな洗面化粧室は、限られたスペースで効率的かつ機能的にデザインされた洗面化粧室のことです。狭小なスペースでも快適に使えるように工夫がされています。以下に主なポイントを挙げます。


1. コンパクトな設備

  • 洗面台: コンパクトなサイズの洗面台を選び、壁掛けタイプやスリムなデザインのものを使います。例えば、壁付けの洗面ボウルや、シンクと収納が一体になったものなど。

  • 収納: 洗面台下に収納スペースを確保するか、壁に取り付けるキャビネットを使います。引き出しや棚を利用して、必要なアイテムを整理できます。


2. 効率的なレイアウト

  • スペースの最大化: 設備を壁に沿わせて配置することで、使用可能な床面積を確保します。洗面台やトイレットペーパーなどの収納は、壁のスペースを有効に活用して配置します。

  • 動線の工夫: スムーズに動けるように、必要な設備を適切な位置に配置し、動線を考慮した設計が重要です。


3. 光と通風の工夫

  • 採光: 窓や照明を利用して明るさを確保します。狭いスペースでも明るくするために、LED照明や、ミラーの周りに照明を組み合わせることが考えられます。

  • 通風: 空気の循環を確保するために、換気扇を取り入れたり、通気性の良い素材を使うことが重要です。


4. シンプルなデザイン

  • ミニマムな装飾: 余計な装飾を避け、シンプルなデザインで統一感を持たせます。清潔感のあるホワイトやニュートラルカラーを使用することが多いです。

  • 機能性重視: 収納や使い勝手を重視し、必要最低限の機能を持たせることで、見た目がスッキリとした印象になります。


5. 素材の選択

  • 耐水性: 洗面化粧室は水分が多くなるため、耐水性のある素材やコーティングを選ぶことが重要です。タイルや耐水性のある塗料を使うと良いでしょう。

  • 掃除のしやすさ: 手入れが簡単な素材を選ぶことで、清潔さを保ちやすくなります。


6. アクセサリーの選定

  • 収納アイテム: 小物を整理するための収納アイテムや、トイレットペーパーのホルダーなどを選びます。壁に取り付けるタイプのアイテムが便利です。

  • ミラー: 洗面台上に取り付けるミラーは、収納や棚と一体化したデザインのものが使われることがあります。


ミニマムな洗面化粧室の設計は、スペースが限られていても快適に使えるようにするための工夫が詰まっています。


最小限な洗面化粧台


最小限の洗面化粧台(コンパクト洗面台)は、限られたスペースで効率的に使えるように設計された洗面化粧台のことです。小さなスペースでも使い勝手を損なわず、必要な機能を持たせるための工夫が凝らされています。以下に主なポイントを詳しく説明します。


1. コンパクトなサイズ

  • 小型シンク: 通常のシンクよりも小さめのサイズを選ぶことで、スペースを節約します。円形や楕円形のシンクが人気です。

  • スリムなデザイン: 洗面台の厚みや奥行きを最小限に抑えたデザインが特徴です。壁掛けタイプやスリムなキャビネットを選ぶと良いでしょう。


2. 収納の工夫

  • 一体型収納: 洗面台の下に収納スペースを設け、一体型のキャビネットや引き出しを使います。洗面台と収納が一体になったデザインが多いです。

  • 壁付けの収納: 壁に取り付ける棚やキャビネットを利用して、床面積を有効に使います。収納の高さを調整することで、取り出しやすくなります。


3. シンプルなデザイン

  • ミニマルな装飾: デザインはシンプルで、装飾を最小限に抑えます。シンプルなラインと無駄のない形状が特徴です。

  • 統一感のある色合い: 色合いはホワイトやニュートラルカラーを使い、清潔感と広がり感を演出します。


4. 機能性の重視

  • 必要最低限の機能: 基本的な洗面機能(手洗い・顔洗いなど)に加え、収納や鏡の設置を考慮します。シンプルな蛇口やシンクのデザインも選びます。

  • アクセサリーの取り付け: 必要に応じて、壁に取り付けるミラーやトイレットペーパーホルダーなどを追加します。


5. 素材の選択

  • 耐水性: 洗面化粧台は水に触れるため、耐水性のある素材を選ぶことが重要です。耐水性のある木材や合成樹脂、タイルなどが適しています。

  • 掃除のしやすさ: 表面が滑らかで掃除しやすい素材を選びます。汚れがつきにくく、手入れが簡単なものが望ましいです。


6. 省スペースの工夫

  • 壁掛けタイプ: 洗面台を壁に取り付けることで、床面積を確保し、下のスペースを有効に使えます。清掃もしやすくなります。

  • 折りたたみ式: 折りたたみ式の洗面台や収納も選択肢として考えられます。使用しない時にはスペースを節約できます。


7. 照明と鏡の配置

  • ミラーの活用: 小型の洗面化粧台には、収納と一体化したミラーを選ぶことが多いです。ミラーの周りに照明を取り付けると、使い勝手が良くなります。

  • 照明: 洗面台の上に取り付ける照明を選ぶことで、明るさを確保し、スペースを有効に使います。


最小限の洗面化粧台は、限られたスペースでの機能性と快適さを両立させるための工夫が詰まっています。デザインや機能を最小限にしつつ、使用する際の利便性を保つことが大切です。


昭和初期の住宅には洗面所が無かった


昭和初期の日本の住宅には、一般的に専用の洗面所は存在しないことが多かったです。いくつかの理由や背景が挙げられます。


1. 住宅の構造と設備

  • 家族の生活スタイル: 昭和初期の日本では、家庭内での生活スタイルが現在とは異なり、専用の洗面所が必要とされていなかったためです。洗顔や手洗いは主に台所で行われていました。

  • 浴室と洗面: 住宅には浴室があっても、洗面所として独立した空間は設けられないことが多かったです。浴室の近くに簡単な洗面スペースがある場合もありましたが、現在のような洗面台やキャビネットは珍しいものでした。


2. 水道と排水のインフラ

  • 水道の普及状況: 昭和初期には水道の普及が進んでいたものの、まだ全ての家庭に整備されていたわけではありませんでした。また、水道が整備されていても、家庭での水の使用が現在ほど多くなかったため、専用の洗面所を必要としなかったのです。

  • 排水設備: 排水設備が発展途上であり、現在のような排水システムが整っていなかったため、洗面所を設けるための設備が整っていなかったことも影響しています。


3. 住宅の設計とスペース

  • 狭小な住宅: 昭和初期の住宅は、スペースが限られていることが多く、使用する空間を最小限に抑えるために、洗面所を独立させる余裕がなかったこともあります。

  • 機能性重視: 当時の住宅は、基本的な生活機能を確保することが優先されており、洗面所という専用のスペースはあまり重視されなかったのです。


4. 文化的な背景

  • 洗面の習慣: 昭和初期には、朝や夜に洗面する習慣が現在ほど一般的ではなかったため、家庭内での洗面スペースの必要性が低かったと考えられます。


その後、生活水準の向上や住宅設備の発展とともに、専用の洗面所が設けられるようになり、現代の住宅では標準的な設備となっています。


洗面化粧室の間取り


洗面化粧室の間取りは、使用する人のニーズやスペースの制約に応じて設計されます。以下に洗面化粧室の間取りにおける主要なポイントとアイデアを詳しく説明します。


1. 基本的な要素

  • 洗面台: 洗面化粧室の中心的な要素で、手洗いや顔洗い、歯磨きなどが行えます。広さやデザインはスペースに応じて選びます。

  • : 洗面台の上部に設置し、身だしなみを整えるために必要です。収納付きのミラーキャビネットも便利です。

  • 収納: タオルや洗面用具、化粧品などを収納するためのスペースが必要です。キャビネット、棚、引き出しなどが考えられます。

  • 照明: 明るい照明が必要です。洗面台の上に取り付ける照明や、鏡の周りに取り付けるライトが一般的です。


2. 間取りのレイアウト

  • 直線的レイアウト: 洗面台を壁に沿わせ、横に収納や鏡を配置するシンプルなレイアウトです。狭いスペースにも適しています。

  • L字型レイアウト: 洗面台をL字型に配置し、一方の壁に収納を設けるレイアウトです。広めのスペースがある場合に適しています。

  • 独立型レイアウト: 洗面台を部屋の中央に配置し、周囲に収納や鏡を配置する方法です。広めの洗面化粧室に向いています。


3. スペースを有効に使うアイデア

  • 壁掛けの収納: 洗面台下に収納を設けたり、壁に取り付ける棚やキャビネットを使うことで、床面積を有効に活用します。

  • ミラーキャビネット: 鏡の背面に収納スペースを組み込んだミラーキャビネットを使うことで、収納と鏡を一体化させ、スペースを節約します。

  • 折りたたみ式のアイテム: 折りたたみ式の収納や作業台を使うことで、使用しない時にスペースを節約できます。


4. アクセントとデザイン

  • タイルや壁紙: 洗面化粧室の雰囲気を良くするために、タイルや壁紙を使うことができます。防水性のある素材や、汚れが付きにくいものを選ぶと良いでしょう。

  • アクセサリー: タオル掛け、ハンドソープディスペンサー、収納バスケットなどを取り入れ、実用性とデザイン性を両立させます。


5. 換気と採光

  • 換気: 湿気がこもらないように、換気扇を設置することが重要です。窓があれば自然換気も可能です。

  • 採光: 自然光を取り入れるために、窓を設置するか、明るい照明を使います。洗面台周りを明るくするために、ライトを工夫して配置します。


6. アクセシビリティ

  • 高さの調整: 洗面台の高さは、使う人に合わせて調整します。子供や高齢者が使う場合には、使いやすい高さに設計します。

  • 広さの確保: スペースが限られている場合でも、動線を考慮し、狭く感じさせないようにデザインします。


洗面化粧室の間取りは、使用する人のライフスタイルやスペースに応じて柔軟に対応することが大切です。快適に使えるように、機能性とデザインのバランスを考えて設計することがポイントです。


造作で製作する、洗面化粧台の設計


造作で製作する洗面化粧台の設計は、スペースの有効活用や個々のニーズに合わせたカスタムデザインが可能です。以下に、造作洗面化粧台の設計に関する詳細なポイントを説明します。


1. 基本設計のポイント

  • サイズと配置: まず、設置するスペースの寸法を正確に測り、洗面化粧台のサイズや配置を決めます。狭いスペースにはスリムなデザイン、大きなスペースには広めのデザインを考えます。

  • 機能性: 必要な機能(洗面、収納、鏡など)をリストアップし、それに基づいて設計します。使用する人の生活スタイルやニーズに合わせて設計を調整します。


2. 洗面台の設計

  • シンクの選定: シンクの形状(丸型、角型、カウンター埋め込み型など)や素材(セラミック、ステンレス、人工大理石など)を選びます。スペースやデザインに合わせて適切なものを選びます。

  • カウンター: カウンターの素材や厚みを決定します。耐水性や耐汚れ性の高い素材を選ぶと良いでしょう。人工大理石や木材(防水処理済み)が一般的です。

  • 配管: 配管の位置や形状を考慮し、シンクの下に必要な配管スペースを確保します。配管が見えないようにキャビネットで隠す設計も可能です。


3. 収納の設計

  • キャビネット: 洗面台下に設けるキャビネットのサイズや形状を決めます。引き出しや棚を設けることで、収納力を高めることができます。

  • オープン収納: 使用頻度の高いアイテムは、手に取りやすいオープン収納に配置します。タオルや洗剤などを収納できる棚やカゴを考慮します。

  • ミラーキャビネット: ミラーの背面に収納スペースを設けたキャビネットも便利です。化粧品や小物の収納に役立ちます。


4. 鏡と照明

  • 鏡の位置とサイズ: 鏡は洗面台の上部に設置します。洗面台と同じ幅か、それより広めにすることで、使いやすくなります。

  • 照明: 鏡の周りに取り付ける照明を選びます。照明の位置や明るさを調整し、顔が明るく照らされるように設計します。LEDライトが省エネで明るいです。


5. デザインと仕上げ

  • 素材と色: 洗面化粧台の素材や色を選びます。全体のデザインや部屋の雰囲気に合わせて、木材、人工大理石、タイルなどの素材を選びます。

  • アクセサリー: ハンドルや取っ手、タオル掛けなどのアクセサリーもデザインの一部です。シンプルで使いやすいものを選ぶと良いでしょう。


6. 換気と排水

  • 換気: 洗面化粧台の近くに換気扇を設置し、湿気を逃がすようにします。湿気対策をしっかりと行うことで、カビや臭いを防ぎます。

  • 排水: 配管の設計を考慮し、排水がスムーズに行えるようにします。シンク下に排水管のスペースを確保し、見えない部分の設計も考慮します。


7. アクセシビリティと快適性

  • 高さ調整: 洗面台の高さは、使用する人に合わせて調整します。特に家族全員が使う場合には、適切な高さに設定することが重要です。

  • 使いやすさ: 収納や鏡の位置を使いやすいように配置し、ストレスなく使えるように設計します。


8. 施工と仕上げ

  • 施工: 造作洗面化粧台の施工は、木工や配管の知識が必要です。プロの施工業者に依頼するのが一般的です。

  • 仕上げ: 最後に、表面の仕上げや清掃を行います。塗装やコーティングを施して、耐水性や耐久性を高めます。


造作で製作する洗面化粧台は、空間やニーズに合わせてカスタマイズできるため、理想的なデザインを実現することができます。計画的に設計し、細部までこだわることで、使い勝手の良い洗面化粧台を作ることができます。



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