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執筆者の写真t-ogino

​収納も回遊式にすることで、使いやすさ・暮らしやすさが向上する間取り。

更新日:8月25日


ファミリークローゼット

収納も回遊式

 

回遊式動線ですが、家全体だけで無く、住まいの一部を回遊式にする方法でも、生活がしやすくなります。


図面のクローゼットは、ファミリークローゼットという家族みんなで使うクローゼットです。寝室側からも、廊下からも使える事で、使いやすさが格段にアップした収納になります。

回遊式ファミリークローゼットの間取り図平面図

玄関収納とリビング・玄関も回遊式にすることで、玄関へのアプローチ方法が2方向になり、玄関からモノの出し入れがしやすくなり、メインのお客様の動線とサブのお勝手口の動線が出来、便利になります。

回遊式シューズインクローゼットの間取り図平面図

シューズインクローゼットと玄関

回遊式収納とは


回遊式収納とは、収納スペースが回遊できるように設計された収納方法のことです。これにより、複数の収納エリアにスムーズにアクセスでき、効率的に物を取り出すことができます。主に以下のような特徴があります:


  1. アクセスのしやすさ:収納スペースが回遊できるため、物を取り出す際にストレスが少なく、効率よく使用できます。

  2. 収納効率の向上:収納スペースが有効に活用できるため、スペースの無駄が少なくなります。

  3. 一体感のあるデザイン:収納エリアが連携しているため、見た目がすっきりとしたデザインが実現できます。


たとえば、キッチンやクローゼットなどで見られるこの方法は、物を取り出しやすく、整理整頓がしやすいという利点があります。


回遊式のウォークインクローゼットの設計方法


回遊式のウォークインクローゼットは、効率的な収納と使いやすさを重視したデザインです。以下に、設計のポイントを詳しく説明します。


1. スペースの計画

  • サイズの確認:ウォークインクローゼットのサイズは、実際に使うスペースと収納したいアイテムの量に合わせて決めます。広すぎると無駄に感じることもありますが、狭すぎると使い勝手が悪くなります。

  • 動線の確保:回遊式のメリットを最大限に活かすために、クローゼット内に十分な通路を確保します。一般的には幅90cm以上の通路が推奨されます。


2. ゾーニング

  • エリア分け:収納するアイテムに応じてエリアを分けると便利です。例えば、衣類、靴、アクセサリー、季節用品など。

  • 機能的な配置:よく使うアイテムはアクセスしやすい場所に配置し、あまり使わないものは奥に収納します。


3. 収納ユニットの配置

  • 棚とラック:可動棚やラックを使って、アイテムのサイズや種類に応じた収納が可能です。高さを調整できるタイプが便利です。

  • 引き出しとクローゼットバー:引き出しやクローゼットバーを設置して、衣類や小物を整理整頓します。


4. 動線の設計

  • 回遊ルート:クローゼット内でスムーズに移動できるように、収納ユニットの配置を工夫します。例えば、中央に通路を設け、両側に収納を配置する方法があります。

  • 開閉スペース:扉や引き戸の開閉スペースを考慮し、動線に影響しないように設計します。


5. 照明

  • 明るい照明:収納スペースが明るくなるように、天井灯やスポットライトを設置します。LED照明は明るさと省エネの両方でおすすめです。

  • 焦点を当てた照明:特に取り出しやすい場所や小物収納に焦点を当てた照明も有効です。


6. その他の工夫

  • ミラーの設置:ウォークインクローゼットに全身鏡を設置すると、服のコーディネートを確認するのに便利です。

  • 収納アクセサリー:トレイや収納ボックス、仕切りなどのアクセサリーを使って、さらに整理整頓しやすくします。


回遊式ウォークインクローゼットは、使いやすさと見た目の美しさを両立させるために、事前にしっかりと設計を計画することが重要です。


回遊式のシューズインクローゼットの設計方法


回遊式のシューズインクローゼットは、靴を効率的に収納し、取り出しやすくするための設計です。以下に、その設計方法を詳しく説明します。


1. スペースの計画

  • サイズの確認:シューズインクローゼットのサイズは、収納したい靴の数とクローゼット内での動きやすさを考慮して決めます。幅120cm以上のクローゼットが一般的ですが、スペースが許せば広めに設計するのが理想です。

  • 動線の確保:回遊式の利点を活かすために、通路部分を十分に確保します。靴を取り出したり、収納したりするために、最低でも幅60cm以上の通路を確保することが推奨されます。


2. ゾーニング

  • エリア分け:靴の種類や季節に応じてエリアを分けると使いやすくなります。例えば、日常用の靴、季節限定の靴、運動靴など。

  • 可変性のある収納:棚の高さを調整できるようにすると、ブーツやヒールなどさまざまなサイズの靴を収納しやすくなります。


3. 収納ユニットの配置

  • シューズラック:壁に取り付けるタイプやフリースタンディングのシューズラックを使って、靴を効率的に収納します。回遊式にするためには、ラックの配置を工夫して通路がスムーズになるようにします。

  • 引き出し:引き出し式の収納も取り入れると、特に小物や靴のお手入れ道具などを整理するのに便利です。


4. 動線の設計

  • 回遊ルート:クローゼット内でスムーズに移動できるように、収納ユニットを配置します。中央に広めの通路を設け、両側に靴の収納を配置する方法が一般的です。

  • 開閉スペース:収納ユニットの扉や引き出しの開閉スペースを確保し、動線に影響しないように設計します。


5. 照明

  • 明るい照明:クローゼット内が明るくなるように、天井灯やスポットライトを設置します。靴を取り出しやすくするために、均等に光が当たるようにするのが理想です。

  • 焦点を当てた照明:靴の色やデザインを確認しやすくするために、特に重要な部分に焦点を当てた照明も考慮します。


6. その他の工夫

  • ミラーの設置:全身を映せるミラーを設置すると、靴を試着する際に便利です。ドアの裏側やクローゼット内のスペースに取り付けると良いでしょう。

  • 靴のお手入れスペース:クローゼット内に靴のお手入れ道具を収納するスペースを確保しておくと便利です。たとえば、棚の一部をクリーニング道具専用にするなど。


回遊式シューズインクローゼットは、使い勝手と収納力を兼ね備えたデザインを目指すことが重要です。スペースを有効に活用し、移動や取り出しがスムーズになるように設計してください。



住まいの設計・計画の解説


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