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執筆者の写真t-ogino

感染症対策、家族間で隔離を簡単にできる家。ウイルス対策の設計方法。 アフターコロナの住まい:05 06

更新日:8月28日


コロナ隔離できる間取り図

アフターコロナの住まい:05

「ウイルスに対する、家族間で隔離を簡単にできる家」


家族のだれかがウィルスに感染してしまったら?

どう隔離するのか?

簡単に隔離できる間取りをかんがえました。

玄関ヨコ、昭和の時代にはよく客間を作った場所に、隔離できる部屋を作ります。

普段は、寝室にしたり、テレワーク用の書斎であったり、それこそ客間として使います。

小さなミニキッチンを作り、専用のトイレを部屋横に配置します。

トイレを通過すると、共用の洗面所と浴室になります。

こうする事で、食事・トイレ・寝起きと普段の生活は隔離された空間で成立します。

流石に、浴室を2つ作る訳にはいかないので、そこだけ共有。

2日1回の入浴にして、浴室に入った時は、入念な清掃と換気をする。

これで、相当の防疫になるはずです。

ちなみに、洗濯機は、洗面所の外に置いて、洗濯ものも隔離。

将来的にこの部屋は、親御さんの介護居室に様変わりできます。

トイレが部屋の隣にある。

汚してしまっても、そのまま風呂に入れる。

デイサービスに行くときは、玄関ヨコな為、介護士さんが、部屋から外へ最短のルートで簡単に連れ出せる。

中々良い間取りです。

クローゼットの中にリモートワークスペースのある間取り図

アフターコロナの住まい:06 「ワーク in クローゼット」

クローゼットの中にワークスペースを?

と、驚かれる方もいるかもしれませんが。。。。。 ウォークインクローゼットを、多目的に使えるスペースにする設えもあります。

ワークスペースとして一角を使い、その他を収納として使います。

これまでも、気の利いた設計者は、ウォークインクローゼットとは、服だけを収納するのではなく、その他のものを収納するスペースとしたり、化粧台を置いて、着替えと化粧をする場所としても使う、マルチな場所として設計してきました。

多目的な使い方が求められている、現代のクローゼットとして、ワークスペースをinクローゼットとして考えています。



感染症対策の住宅設計の注意点


感染症対策を考慮した住宅設計には、いくつかの重要なポイントがあります。以下に具体的な注意点を挙げますね。


1. 換気

  • 自然換気: 窓や通気口を設けることで、新鮮な空気を取り入れ、室内の空気を排出します。風通しが良い設計が重要です。

  • 機械換気: 高効率な換気システム(例: 熱交換型換気システム)を導入することで、室内外の空気を交換しつつ、エネルギー損失を抑えることができます。


2. 空気清浄

  • フィルター: 高性能な空気清浄機やHEPAフィルターを使用して、微細な粒子やウイルスを除去します。

  • 空気循環: 効率的な空気循環を確保するために、ファンや空気清浄機の配置を工夫します。


3. 表面材

  • 抗菌・抗ウイルス素材: 硬い表面や頻繁に触れる部分(ドアノブ、スイッチなど)には、抗菌・抗ウイルス性の素材やコーティングを使用します。

  • 簡単に掃除できる素材: 手入れがしやすい、洗浄が容易な素材を選びましょう。


4. 手洗い・消毒

  • 洗面所の設置: 入口付近や共有スペースには、手洗い用の洗面所を設置します。

  • 消毒ステーション: 入口や共有スペースに消毒液を置くことで、手指の消毒を促進します。


5. 空間設計

  • ゾーニング: 感染症のリスクを低減するために、機能ごとにゾーンを分け、動線を考慮します。例えば、リビングと寝室、トイレなどを適切に分離します。

  • 距離確保: 家族や訪問者との距離を確保できるように、適切なスペースを設けます。


6. 家族の健康管理

  • 体温計: 体温を測るための体温計を設置し、健康状態を把握しやすくします。

  • 健康管理システム: スマート家電や健康管理アプリなどを活用して、家族の健康をモニタリングします。


これらの要素を取り入れることで、感染症リスクを軽減し、より安全で快適な生活空間を作ることができます。


家族間で感染隔離が出来る間取り


家族間で感染隔離ができる間取りを設計する際には、感染症の拡大を防ぎながら、生活の質を維持できるように工夫が必要です。以下の点を考慮すると良いでしょう。


1. ゾーニング

  • 専用エリアの設置: 各家族メンバーが使用するエリアを明確に分けます。例えば、親の寝室、子供の寝室、共有リビング、プライベートな書斎など。

  • 隔離エリア: 万が一、感染者が出た場合に備えて、別途「隔離エリア」を設けることを検討します。このエリアには独立したバスルームやトイレがあるとより安心です。


2. 動線の工夫

  • 動線の分離: 共有部分(キッチン、リビング、洗面所など)とプライベート部分(寝室、個人の書斎など)を分ける動線設計が重要です。可能であれば、家族全員の動線が交差しないように配置します。

  • 入口の工夫: 感染者用に別の入り口を設け、通常の動線と分けると良いでしょう。これにより、感染者が隔離エリアに直接アクセスできるようになります。


3. バスルーム・トイレの分離

  • 専用バスルーム: 各寝室やゾーンに専用のバスルームを設けると、感染症が広がりにくくなります。

  • 共用バスルームの管理: 共用バスルームを使用する場合、定期的な清掃や消毒を行い、感染リスクを最小限に抑えます。


4. 換気の工夫

  • 換気システムの設置: 各エリアに適切な換気システムを設け、空気がこもらないようにします。特に隔離エリアには独立した換気システムが望ましいです。

  • 窓の配置: 自然換気を促進するために、各エリアに窓を配置し、風通しを良くします。


5. エリア間のバリア

  • ドアやカーテン: 各エリアを明確に分けるために、ドアやカーテンを設置します。これにより、物理的にゾーンを区切り、感染の広がりを防ぎます。

  • 透明なパーティション: 空間を分けるために透明なアクリルパーティションを使うことも考えられます。視覚的な隔たりを作りつつ、空気の流れを妨げない工夫ができます。


6. 共用スペースの管理

  • 衛生管理: 共用スペース(キッチン、リビングなど)には消毒液を設置し、使用後の手洗いや消毒を徹底します。

  • 清掃頻度の増加: 共有部分は頻繁に清掃・消毒を行い、感染症の拡大を防ぎます。


これらのポイントを取り入れた間取りにすることで、家族間での感染リスクを軽減し、快適な生活空間を保つことができます。


感染隔離が出来るトイレと寝室の配置について


感染隔離ができるトイレと寝室の配置を考える際には、隔離エリアの独立性と衛生管理を重視することが重要です。以下に、具体的な配置と設計のポイントを詳しく説明します。


1. 寝室の配置

独立性の確保

  • 隔離用寝室: 感染者が使う寝室は、他の寝室や共有スペースからできるだけ離れた位置に配置します。可能であれば、家の別のエリアに設けると理想的です。

  • 入口の分離: 感染者用の寝室には、専用の入口を設けることで、他の家族が出入りするエリアと分けます。


バスルームとトイレの設置

  • 専用バスルーム: 隔離用寝室には専用のバスルーム(シャワー、洗面台、トイレ)を設置します。これにより、感染者が他のエリアにアクセスせずに済むようになります。

  • トイレの配置: 隔離用バスルームには専用のトイレを含め、他の家族が使用するトイレとは完全に分けます。


2. トイレの配置

専用トイレの設置

  • 個別トイレ: 各寝室に専用トイレを設けることで、感染者が他のトイレを使用する必要がなくなります。特に感染者用のトイレは、隔離エリア内に配置します。


共用トイレの管理

  • 共用トイレの位置: 他の家族用の共用トイレは、寝室や隔離エリアから離れた場所に配置し、清掃や消毒を徹底します。

  • 通路の確保: 共用トイレへのアクセスは、感染者エリアを通らずに済むように設計します。


3. 動線の工夫

隔離エリアの動線

  • 独立した動線: 感染者用の寝室やバスルーム、トイレは、他の家族の生活エリアと交差しないように配置します。感染者が移動するルートと他の家族の動線を分けることが重要です。


入り口と出口の分離

  • 専用入口: 隔離エリアには専用の入り口を設け、感染者が家の他の部分に触れることなく、外部との接触を最小限に抑えます。


4. 衛生管理

清掃・消毒

  • 定期的な清掃: 隔離エリアのトイレやバスルームは、頻繁に清掃・消毒を行い、感染拡大のリスクを抑えます。

  • 消毒設備: トイレやバスルームには、手指消毒液や消毒用スプレーを設置し、使用後の手洗い・消毒を促進します。


換気

  • 独立した換気: 各エリアに適切な換気システムを設け、感染者用エリアの空気が他のエリアに影響を与えないようにします。独立した換気装置が望ましいです。


5. プライバシーの確保

音や匂いの対策

  • 音の遮断: 隔離エリアの音が他の家族に漏れないように、音を吸収する素材や設計を取り入れます。

  • 匂いの管理: 空気清浄機や換気システムを使い、匂いが家全体に広がらないようにします。


これらのポイントを考慮することで、感染症の隔離が効果的に行える住宅設計が可能になります。家族全員の安全を確保しつつ、快適な生活空間を維持するために、細部にまで注意を払いましょう。


洗濯物も隔離する家づくり


洗濯物を隔離する家づくりのためには、感染症の拡大を防ぐために洗濯物の取り扱いや保管の方法を工夫することが重要です。以下に、洗濯物の隔離を考慮した設計ポイントを詳しく説明します。


1. 洗濯エリアの設置

専用洗濯室の設置

  • 分離された洗濯室: 家の主要な生活エリアから独立した洗濯室を設け、感染者の衣類やリネンと他の洗濯物を分けて洗えるようにします。

  • 入口の工夫: 洗濯室には専用の入口を設け、他の家族と洗濯物が交差しないようにします。


2. 洗濯物の管理

隔離用の洗濯物入れ

  • 専用のカゴや袋: 感染者の衣類やリネンは専用の洗濯カゴや袋に入れて保管します。これにより、他の洗濯物と接触するリスクを減らします。

  • ラベル付け: 区別しやすくするために、専用カゴや袋にはラベルを付けると便利です。


洗濯物の運搬

  • 動線の分離: 洗濯物を運ぶルートを設け、感染者用と通常の洗濯物用の動線が交差しないようにします。

  • 洗濯物の持ち運び: 洗濯物を持ち運ぶ際は、手袋や専用のカートを使用し、接触を最小限に抑えます。


3. 洗濯機・乾燥機の設置

隔離された機器

  • 専用の洗濯機・乾燥機: 感染者用の衣類専用に洗濯機や乾燥機を用意することが理想的です。これにより、感染者の衣類が他の洗濯物と混ざることがなくなります。

  • 機器の管理: 一般の洗濯機や乾燥機も、頻繁に清掃・消毒し、感染症の拡大を防ぎます。


4. 洗濯物の乾燥方法

専用乾燥スペース

  • 隔離された乾燥エリア: 洗濯物を乾燥させるスペースも分けて設け、感染者用の衣類と他の衣類を別々に乾燥させるようにします。

  • 換気の確保: 乾燥スペースには適切な換気を設け、湿気や悪臭がこもらないようにします。


屋外乾燥

  • 専用の屋外スペース: 屋外に洗濯物を干すスペースを設ける際には、感染者用と他の衣類を分けるためのエリアを確保します。


5. 衛生管理

清掃・消毒

  • 洗濯室の清掃: 洗濯室は定期的に清掃し、消毒を行います。特に感染者用の洗濯物を扱った後は、徹底的な清掃が必要です。

  • 手洗い・消毒: 洗濯物を扱った後は手洗いや消毒を徹底し、感染拡大を防ぎます。


衛生管理用品

  • 手袋やマスク: 洗濯物を扱う際には、手袋やマスクを着用し、感染症のリスクを低減します。


6. 情報の共有

教育と訓練

  • 家族への教育: 洗濯物の管理や感染対策について、家族全員に教育し、適切な取り扱い方法を共有します。

  • マニュアルの作成: 洗濯物の取り扱いについてのマニュアルを作成し、日常的に使用できるようにします。


これらの設計と管理のポイントを取り入れることで、洗濯物の隔離が効果的に行え、感染症の拡大を防ぐことができます。安全で快適な生活空間を維持するために、細部まで配慮することが大切です。


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