マンションリノベーションで人気の室内窓。カッコいいからつけるって訳じゃ無いんです。もちろん、カッコも良いです!
室内窓をつける理由とは?
1)抜け感と、広がり
2)光りを通す、明るさ
マンションは、どうしても狭く感じます。天井高さも低い事が、多いし、角部屋以外は1方向にしか窓が無く圧迫感がある。だからこそ、壁の向こうが見える室内窓が生む、抜け感が効いてきます。
どうしても住戸の奥行きが深いマンション。光りを家の奥へと届ける役目を、室内窓は担ってくれます。
室内窓は、カッコ良さと、機能。両方が成立する様に、設計することで、マンションの心地がガラッと変わります。
リノベーション素材とリノベーション内容のまとめ
・和室を一旦全てを解体・フルスケルトンにして施工
・天井突板を撤去して、ビニールクロス貼り。
・壁を撤去して、ビニールクロス貼り。
・壁を撤去、間取り変更。
・窓サッシは、全てカバー工法で取替え、断熱性を高くする。
・照明は和の吊下げ照明からダウンライトに変更。
・床縁甲板を撤去して、無垢突板フローリングに。
・障子を撤去して、サッシを取り換え・落下防止のブラックの手摺付き
・造作収納設置、天板カウンター木製集成材、収納黒色メラミン化粧合板
※鉄骨造の建物の中に作られていた和室を解体し、フローリングのリビングにリノベーション。製作家具で使い勝手良く。
室内窓とは
室内窓(しつないまど)とは、部屋の内部に設ける窓のことです。通常、外部の景色を見渡すためのものではなく、室内の空間を仕切るために使われます。以下のような特徴があります:
光の取り入れ: 室内窓は部屋同士の仕切りに使用されることが多く、自然光を部屋全体に行き渡らせる役割を果たします。これにより、暗い部屋でも明るさを確保することができます。
開放感の提供: 空間を区切ることなく、視覚的に開放感を保つことができます。例えば、リビングとダイニングを区切るために使うと、部屋が広く感じられます。
音の隔離: 完全に閉じられた壁と違って、室内窓は音の伝わり方が異なります。音の遮断効果を持たせるためには、ガラスの厚さや設置方法に工夫が必要です。
デザインのアクセント: 室内窓はデザイン要素としても使用されます。フレームのデザインやガラスの種類などによって、インテリアのアクセントになります。
通風: 室内窓には通風機能が付いているものもあり、部屋の換気を助ける役割を果たすこともあります。
室内窓を使うことで、より柔軟な空間利用が可能になり、生活の質を向上させることができます。
室内窓を付ける理由
室内窓を取り入れる理由はいくつかあります。以下に詳しく説明します
1. 光の拡散
室内窓は光を部屋全体に均等に分散させるために使用されます。例えば、部屋の中央に位置する室内窓があれば、外の光がより多くの部屋に届くため、自然光を活かすことができます。これにより、特に内側の部屋が暗くなりがちな場合でも、明るく快適な空間を作ることができます。
2. 開放感の提供
部屋を完全に仕切るのではなく、室内窓を使うことで視覚的に開放感を保ちながら空間を分けることができます。例えば、リビングとダイニングエリアを分ける際に、室内窓を設けると、広さを感じさせながらもそれぞれのエリアを機能的に分けることができます。
3. デザイン性の向上
室内窓はインテリアデザインの要素としても活用されます。デザインや素材に工夫を凝らすことで、部屋のアクセントとなり、個性的な空間作りが可能です。例えば、装飾的なフレームやステンドグラスなどが施された室内窓は、視覚的な興味を引く要素となります。
4. 音の調整
完全に音を遮断することは難しいですが、室内窓を使うことで音の伝播をある程度コントロールすることができます。特に、音の漏れを最小限に抑える設計を施すことで、プライバシーの確保や静かな環境の維持が可能です。
5. 通風の改善
一部の室内窓は開閉可能な設計になっており、部屋間の通風を改善することができます。これにより、空気の流れを良くし、部屋の空気が新鮮になることが期待できます。
6. 部屋の区分け
室内窓を利用して、部屋を分けることで、例えば子供の勉強スペースや仕事部屋をリビングとは別のエリアに設けるといった柔軟な空間利用が可能です。また、リモートワークや在宅勤務をする際に、仕事とプライベートのエリアを分けるのにも便利です。
これらの理由から、室内窓は機能的にもデザイン的にも有用な要素として、多くの住居で取り入れられています。
室内窓を付けた事で感じる、抜け感と広がり
室内窓を取り入れることで得られる「抜け感」と「広がり」は、主に以下の要素によって実現されます:
1. 視覚的な広がり
室内窓は視覚的に空間を広げる効果があります。通常の壁を使うと、部屋が閉塞感を感じることがありますが、室内窓を設けることで空間の境界が柔らかくなり、部屋が広く感じられます。窓から透ける光や景色が、部屋の奥行き感を演出し、狭さを感じさせないようにします。
2. 光の拡散
室内窓を使うことで、自然光が部屋全体に行き渡ります。例えば、外の明るい光が室内窓を通じて他の部屋にも届くことで、空間全体が明るくなり、より広く感じられます。光が部屋の隅々まで届くことで、全体的な明るさが増し、広がり感を演出します。
3. 視線の連続性
室内窓は物理的な障壁を完全には取り除かずに、視覚的には空間をつなげる役割を果たします。窓越しに見える隣の部屋や外の景色が、視線の連続性を保ち、空間が途切れずに広がっているように感じられます。これにより、部屋がつながっている感覚を得ることができます。
4. デザインの柔軟性
室内窓のデザインによって、抜け感や広がりをさらに強調することができます。例えば、大きなガラスパネルを使うことで、より広い視界を確保し、部屋の一体感を演出できます。また、フレームのデザインやガラスの種類によっても、視覚的な効果が変わります。例えば、クリアガラスやすりガラスなど、異なるガラスの種類を選ぶことで、抜け感の度合いを調整することができます。
5. 空間の柔軟性
室内窓を設置することで、部屋の使い方を柔軟に変更することができます。例えば、部屋を一時的に区切りたいときに、室内窓がその役割を果たしながらも、必要に応じて開放感を保つことができます。これにより、空間の使い方に合わせた適応が可能になります。
これらの要素により、室内窓は単なる仕切りではなく、空間の広がりや抜け感を演出する重要なデザイン要素となります。
室内窓を付けた事で感じる、光の通り方と明るさ
室内窓を取り入れることで得られる光の通り方と明るさの変化について、以下のポイントで詳しく説明します:
1. 光の拡散
室内窓を設けることで、自然光が部屋全体に均等に拡散します。通常の壁で仕切られた部屋は、光が入る場所が限られがちですが、室内窓を使うと、光が複数の部屋に行き渡るため、より広い範囲が明るくなります。これにより、部屋全体が明るく、快適な空間になります。
2. 部屋間の明るさの共有
室内窓を設置することで、一つの部屋からの光が隣の部屋にも伝わります。例えば、リビングに面した室内窓があれば、その光が隣のダイニングルームや書斎にも届きます。これにより、部屋間で明るさが均等に保たれ、暗い部屋が少なくなります。
3. 光の通り道の確保
室内窓は、部屋の中に光の通り道を作る役割を果たします。通常の壁で仕切ると、光が遮られてしまうことがありますが、室内窓を使うことで光が透過し、空間の明るさを保つことができます。これにより、特に内側の部屋が自然光を得やすくなります。
4. ガラスの種類と明るさの調整
室内窓に使用するガラスの種類によって、光の通り方や明るさが変わります。クリアガラスは最も明るさを確保できる一方、すりガラスや frosted glass(霧がかったガラス)は、光を拡散させることで柔らかい光を提供します。また、トリプルグレージングや二重ガラスのように、断熱性が高いガラスを使うことで、光の通り方を調整しつつ、部屋の温度管理も考慮できます。
5. 空間の明るさの強調
室内窓を設けることで、部屋がより明るく感じられます。光が部屋全体に拡散することで、全体的に明るさが均等に行き渡り、特に自然光が不足しがちな部屋でも明るく感じることができます。これにより、視覚的に開放感を与えるだけでなく、居住空間としての快適さも向上します。
6. 日光の角度と季節
室内窓を設置する位置や角度によって、日光の取り入れ方が変わります。例えば、南向きの窓を設けると、日中に強い光を取り入れることができ、冬の季節には太陽の熱を効果的に利用できます。一方で、日差しが強すぎる場合は、遮光フィルムやブラインドを併用して調整することも可能です。
室内窓を上手に活用することで、自然光を最大限に取り入れ、部屋全体の明るさを効果的に高めることができます。これにより、居住空間がより快適で明るく感じられるようになります。
マンションリノベーションで室内窓を付けた効果に
マンションリノベーションで室内窓を取り入れると、多くの効果が得られます。以下に、具体的な効果を詳しく説明します:
1. 光の拡散と明るさの向上
マンションはしばしば内向きの設計や隣接する建物の影響で、自然光が不足しがちです。室内窓を設けることで、リビングやキッチンなどの光が、他の部屋にも自然に届くようになります。これにより、全体的な明るさが向上し、部屋がより快適で明るくなります。
2. 空間の広がりと開放感
室内窓は物理的な壁を完全に取り払わずに、視覚的に空間を広げる効果があります。特にマンションのように限られた面積の中で、部屋を開放感のあるものにしたい場合、室内窓を使うことで、部屋全体が広く感じられるようになります。これにより、狭さや閉塞感を軽減することができます。
3. プライバシーの確保
室内窓は、完全な遮蔽ではなく、部分的に仕切ることでプライバシーを確保できます。例えば、リビングと書斎、または子供部屋と親の寝室を分ける際に、室内窓を使うことで、視覚的にはつながりながらも、音や視線をある程度遮断することができます。
4. デザインのアクセント
室内窓はデザインの一部としても機能します。マンションリノベーションでは、デザインの統一感やスタイルを重視することが多いため、室内窓のデザインを工夫することで、インテリアのアクセントになります。例えば、モダンなフレームや装飾的なガラスを使うことで、部屋の雰囲気を引き立てることができます。
5. 音の調整
音の伝わり方を調整するために、室内窓のガラスの厚さや種類を工夫することで、音の漏れを最小限に抑えることができます。例えば、音の遮断効果の高いガラスを使用することで、プライベートな空間と共有スペースとの音の隔離が可能になります。
6. 通風の改善
室内窓が開閉できるタイプの場合、部屋間の通風を改善する効果があります。特にマンションでは、空気の流れが悪いことが多いため、通気性を確保することで、より快適な室内環境を作ることができます。
7. マンションのレイアウト改善
マンションのリノベーションでは、既存のレイアウトに新しい機能を追加することが求められます。室内窓を取り入れることで、部屋の使い方や配置を柔軟に変更することができ、生活スタイルに合わせた快適な空間作りが可能になります。
これらの効果により、室内窓はマンションリノベーションにおいて、光の取り入れ、空間の広がり、デザイン性の向上など、多くのメリットをもたらします。
室内窓の素材の選び方
室内窓の素材選びは、機能性やデザイン性に大きく影響します。以下のポイントを参考にして、目的や好みに合わせた素材を選ぶと良いでしょう。
1. ガラスの種類
クリアガラス: 明るさを最大限に確保でき、視界がクリアです。開放感や明るさを求める場合に最適です。ただし、プライバシーが気になる場合は注意が必要です。
すりガラス(フロストガラス): 光を拡散させることで、柔らかい光を提供し、視線をぼかします。プライバシーを確保しつつ、光を取り入れたい場合に適しています。
防音ガラス: 音の遮断性能が高く、部屋間の音漏れを防ぎたい場合に有効です。特に音の遮断が重要なスペースにおすすめです。
強化ガラス: 衝撃に強く、安全性が高いガラスです。家庭での使用においては、耐久性と安全性を重視する場合に選ばれます。
二重ガラス(複層ガラス): 熱や音の遮断性能が高く、断熱性や防音性を向上させたい場合に適しています。エネルギー効率の向上にも寄与します。
2. フレームの素材
木製フレーム: 温かみがあり、自然な風合いを持つため、ナチュラルでクラシックなデザインに合います。また、木製フレームは調整が容易で、リノベーションにおいても柔軟に対応できます。ただし、湿気や温度変化に影響されやすいので、メンテナンスが必要です。
アルミフレーム: 軽量で耐久性が高く、モダンでシンプルなデザインに適しています。錆びにくく、メンテナンスが少なくて済むため、長期間の使用に向いています。
ステンレスフレーム: 高級感があり、耐久性が非常に高いです。モダンでスタイリッシュなインテリアに適しています。ステンレスは耐久性と美しさを兼ね備えていますが、コストが高い場合があります。
PVC(ポリ塩化ビニール)フレーム: 軽量でコストが比較的低く、メンテナンスが少なくて済む素材です。プラスチックのため、色やデザインの選択肢が豊富ですが、見た目や質感において木や金属に比べると劣る場合があります。
3. 機能性
開閉機能: 室内窓が開閉できるタイプのものは、通風や空気の流れを調整するために便利です。固定式の窓では、光の通り道を確保する役割がメインとなります。
調光機能: 調光ガラスやブラインド内蔵ガラスなど、光の量を調整できる機能を持つ素材もあります。光の調整が必要な場所には便利です。
4. デザインとスタイル
フレームのデザイン: シンプルなラインや装飾的なデザインなど、インテリアのスタイルに合わせて選びます。モダンなスタイルにはスリムなフレーム、クラシックなスタイルには装飾的なフレームが合うことが多いです。
ガラスの仕上げ: 透明、すりガラス、反射ガラスなど、ガラスの仕上げによって空間の雰囲気が大きく変わります。部屋の目的やデザインに合わせて選びます。
これらの要素を考慮しながら、室内窓の素材を選ぶことで、機能性と美しさを兼ね備えた最適な選択ができるでしょう。
マンションリノベーション設計プロジェクトの解説
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