市松天井のラボ、解体終わって、内装始まりました。
既存の荒く生命力のある質感を残して、新な美しさを+α、していきます。
リノベーションは、内部を解体すると、思ってもいない状態が見えてくるものです。
解決策、模索中なのよな、打ち合わせ中。
天井の骨組みを、まずは組んでます。
市松の形に!
親方が、寸法決めしています。
サビ加工されたコールテン鋼を造作します。
現場で逃げが効かないので、慎重に。
むき出しのコンクリートの美しさ
むき出しのコンクリート、つまり「打ちっぱなしコンクリート」と呼ばれる仕上げは、非常に洗練された美しさと現代的な魅力を持っています。以下の点がその美しさを引き立てています:
1. 素材の素朴さ
むき出しのコンクリートは、その素材そのものの素朴さが魅力です。コンクリートの自然なテクスチャーや色合いが、他の装飾や仕上げなしで見えるため、シンプルでありながら存在感があります。
2. テクスチャーとパターン
コンクリートの表面には、打設時の型枠や施工方法によって異なるテクスチャーやパターンが現れることがあります。これが独自の質感を生み出し、デザインに深みを加えます。
3. 光と影の効果
むき出しのコンクリートは、光の角度や強さによってさまざまな表情を見せます。光が当たると、表面のテクスチャーによって影が生まれ、視覚的な興味を引きます。
4. 経年変化
コンクリートは時間と共に色合いや質感が変化します。これにより、経年による味わい深さが増し、建物や空間に独自の歴史や風合いを加えることができます。
5. メンテナンスの簡便さ
コンクリートは比較的メンテナンスが容易で、汚れや傷に対して耐性があります。これも、美しさを長期間保つ要因です。
6. 現代的な美学
モダンなデザインやミニマリズムとの相性が良く、シンプルで洗練された印象を与えます。また、他の素材や色と組み合わせることで、さらに多様なデザインが可能です。
むき出しのコンクリートを取り入れることで、空間に強い個性と洗練された印象を与えることができるので、デザインにおいて非常に魅力的な選択肢です。
リノベーション、内部を解体すると見えて来る姿
リノベーションの際に内部を解体すると、様々な状態が見えてくることがあります。以下は一般的に見られる変化や発見です:
1. 構造材の状態
腐食や劣化: 木材や鉄骨が湿気やシロアリによって腐食していることがあります。特に古い建物では、これが顕著です。
補強の必要性: 建物の構造材が期待していたよりも弱い場合、補強が必要になることがあります。
2. 配管・電気設備の状態
老朽化: 古い配管や電気配線が劣化していることがよくあります。これにより漏水や短絡の危険があります。
不適切な設置: 配管や電気配線が設計基準に合っていない場合があり、これも修正が必要です。
3. 断熱材や防水処理
不十分な断熱: 古い建物では、断熱材が不十分であることが多く、エネルギー効率の問題があるかもしれません。
防水問題: 防水処理が不完全で、湿気やカビの原因になることがあります。
4. 内部の状態
古い仕上げ: 壁や床の下に古い仕上げ材や不整合な層があることがあります。これがリノベーションの難易度を上げることもあります。
不規則な配置: 内部のレイアウトが期待通りでない場合があり、これが設計の変更を必要とすることがあります。
5. 歴史的な発見
昔の痕跡: 建物の歴史を示す痕跡や装飾が見つかることがあります。これがリノベーションの際に興味深い発見となることがあります。
6. 構造的問題
不均等な沈下: 建物の一部が沈下していることがあり、これが構造的な問題を示していることがあります。
亀裂やひび割れ: 壁や基礎に亀裂やひび割れが見られることがあります。これも修正が必要です。
リノベーションを行う際には、これらの状態をしっかりと把握し、適切な対策を講じることが重要です。予想外の発見に対応するために、プロの助言や検査が役立つことが多いです。
リノベーションでの現場打合せで、デザインをブラッシュアップする方法
リノベーションの現場打合せでデザインをブラッシュアップする方法について、以下のステップを参考にしてください:
1. 現場視察と確認
現地の状態確認: 実際の現場を視察し、計画と現状のギャップを確認します。これにより、デザインの調整点が見えてきます。
寸法の確認: 空間の寸法や高さ、既存の構造物の位置を再確認し、デザインが実現可能かどうかを確認します。
2. コミュニケーションの強化
関係者との協議: デザイナー、施工業者、クライアントとしっかりコミュニケーションを取り、全員の意見を取り入れます。特に施工業者からの技術的なアドバイスは重要です。
問題点の共有: 発見した問題点や不安要素を全員で共有し、解決策を話し合います。
3. デザインの調整
デザイン案の再評価: 現場での確認結果をもとに、デザイン案を再評価します。例えば、空間の使い方や仕上げ材の選定を見直すことがあります。
細部の修正: 色合いや材質、テクスチャーなど、細部のデザインを調整します。現場での光の入り方やスペースの感じ方に応じて微調整が必要です。
4. サンプルの確認
実物サンプルの確認: 使用予定の材料や仕上げのサンプルを現場で確認します。実際の光や空間での見え方をチェックし、必要に応じて変更します。
プロトタイプの作成: 可能であれば、部分的にプロトタイプを作成し、実際の仕上がりを確認します。
5. 予算とスケジュールの見直し
コストの調整: デザイン変更がコストに与える影響を評価し、予算内で収まるように調整します。
スケジュールの調整: デザイン変更が施工スケジュールにどのように影響するかを確認し、必要に応じてスケジュールを調整します。
6. ドキュメントの更新
設計図面の修正: 最終的なデザインに基づき、設計図面や仕様書を修正します。
施工指示の更新: 変更点を施工業者に正確に伝えるために、施工指示や詳細図を更新します。
7. フィードバックの収集
クライアントの意見: 最終的なデザイン案についてクライアントからのフィードバックを収集し、必要な最終調整を行います。
施工業者の意見: 施工業者からの意見も重要です。実際に施工する側の視点で問題点や改善点を指摘してもらいます。
現場打合せでのデザインブラッシュアップは、理想的な完成形を目指すために不可欠なプロセスです。現場の状況や関係者の意見をしっかりと取り入れ、実現可能で魅力的なデザインに仕上げるために、これらのステップを踏んで調整を行うことが重要です。
現場で寸法の測り方
現場での寸法の測り方は、リノベーションや建築プロジェクトの成功にとって非常に重要です。正確な寸法取りは、設計が正しく実現されるための基礎となります。以下のステップで寸法を測る方法について詳しく説明します。
1. 準備
ツールの準備: メジャー(巻尺)、レーザー距離計、レベル、三角定規などの測定ツールを準備します。
測定対象の確認: 測定する部分や位置を事前に確認し、測定対象が明確であることを確認します。
2. 基準点の設定
基準点の決定: 測定を行うための基準点を設定します。基準点は、確実に把握できる位置に置き、全体の寸法測定の基準となります。
水平・垂直の確認: 基準点が正確に水平かつ垂直であることを確認します。これにはレベルを使用します。
3. 寸法の測定
巻尺の使用:
巻尺を伸ばす: 巻尺を測定する対象の長さに合わせて伸ばします。巻尺の端を基準点に合わせ、正確に測定します。
正確に読み取る: 巻尺の目盛りを正確に読み取ります。メモリの位置によって、ミリメートルやセンチメートル単位での寸法を確認します。
レーザー距離計の使用:
対象を設定: レーザー距離計を測定する対象に向け、距離を測定します。レーザーが目標物に反射して距離が表示されます。
複数回測定: 一度の測定だけでなく、複数回測定して平均値を取ると、より正確な寸法が得られます。
三角定規や直角定規の使用:
直角を確認: 三角定規を使って、直角の寸法や角度を確認します。これにより、建物の角や直線の正確性をチェックします。
4. 複数の測定
異なる位置での測定: 同じ寸法を異なる位置で測定し、一貫性を確認します。これにより、寸法の変化や不整合を防ぎます。
再測定: 寸法測定が正確であることを確認するために、複数回再測定します。
5. 記録とチェック
寸法の記録: 測定結果を正確に記録します。寸法をメモに残し、必要な場所に正確に書き込みます。
設計図との照合: 測定した寸法が設計図と一致するかどうかを確認します。ズレがある場合は、設計図の修正や調整が必要です。
6. 特殊な状況に対応
複雑な形状: 複雑な形状や曲面の寸法を測る場合は、メジャーやテープを使って曲線に沿って測定します。
障害物の確認: 障害物や遮蔽物がある場合は、測定方法を工夫し、障害物の影響を最小限にします。
これらの方法を使って現場で寸法を正確に測ることで、設計通りのリノベーションや施工を実現するための基盤が整います。正確な寸法取りは、施工の精度を高めるだけでなく、後々の修正やトラブルを防ぐためにも重要です。
壁や天井の下地に使う、LGSとは
LGS(Light Gauge Steel)とは、軽量鋼材のことで、主に建物の壁や天井の下地に使用されます。LGSは、鋼の薄い板を冷間圧延して作られるもので、耐久性と軽量性が特徴です。以下に、LGSについて詳しく説明します。
1. LGSの特徴
軽量: LGSは非常に軽量で、木材に比べて持ち運びや取り扱いが容易です。
高い強度: 薄い鋼板でも高い強度を持ち、構造的なサポートを提供します。
耐久性: 鋼は湿気や腐食に強いため、長期間にわたって安定した性能を発揮します。
火災に強い: 鋼材は火に強く、火災時の安全性が高いです。
2. LGSの構造
形状: LGSは、C形、U形、Z形などの断面形状を持つ鋼材で、各種の部材が用意されています。これにより、さまざまな用途に対応できます。
厚さ: 一般的には0.6mmから1.2mm程度の薄さで、必要に応じて選ばれます。
3. 主な用途
壁の下地: LGSは、軽量で耐久性があるため、内壁の下地として広く使用されます。特に非耐力壁の下地に適しています。
天井の下地: 天井の骨組みや支持構造として使われ、吊り天井やドロップ天井の下地として利用されます。
パーティション: オフィスや商業施設での間仕切りやパーティションにも使用されます。
4. 施工方法
組み立て: LGSの部材は、簡単に組み合わせることができ、ジョイントや接続部に専用のビスやクリンチングを使用して固定します。
調整: 取り付け後に、水平や垂直の調整が可能で、精密な施工が可能です。
下地の準備: LGSの下地に対して、石膏ボードや仕上げ材を取り付ける準備を整えます。
5. 利点と注意点
利点:
施工の迅速化: 軽量で組み立てが簡単なため、施工が迅速に行えます。
構造的安定性: 高い強度と耐久性を持ち、長期間の使用に耐えます。
リサイクル性: 鋼材はリサイクルが可能で、環境への配慮があります。
注意点:
防錆処理: 鋼材は錆びる可能性があるため、適切な防錆処理が施されていることが重要です。
断熱性: LGSは冷気や熱を伝えやすいので、断熱材との併用が推奨されます。
LGSは、その軽量性と高い強度から、現代の建築において非常に有用な材料です。壁や天井の下地に使用することで、耐久性と施工の効率が向上し、設計の自由度も広がります。
オフィス設計プロジェクトの解説
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