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執筆者の写真t-ogino

既存素材に新しい素材を組み込む研究開発をするラボの、模型で打ち合わせ、リノベーション設計(東京都板橋区)

更新日:9月1日


オフィスリノベーションの設計デザイン模型

リノベーション設計、しました。


市松に天井を組んで、フラットなスペースに拠りどころになる場所をつくります。

既存の素材と、少しだけ組み込む、新しい素材の、からまりが素材感を感じる、生命力のある空間になります。

オフィスリノベーションの上から見た模型。格子状天井の解説

予算調整しながらも、デザイン性を確保する為に、既存の古びたカッコ良さを残した設計をしました。


これから、工事が始まります。



研究拠点に変えるオフィスのリノベーション


オフィスを研究拠点に変えるためのリノベーション設計には、以下のポイントを考慮する必要があります。


1. 機能性の向上

  • オープンスペースとセクション: 研究活動には柔軟な作業環境が必要です。オープンな作業スペースと、個別のプロジェクトやチームミーティング用のセクションを設けると良いでしょう。

  • 専用の研究室: 特定の研究活動に必要な設備や安全基準を満たす専用の研究室を設けることが重要です。

  • 実験・試験エリア: 実験や試験が行えるエリアを確保し、必要な機器や作業台を配置します。


2. 設備の整備

  • 通信インフラ: 高速なネットワークやデータ通信設備は必須です。特に大容量のデータを扱う場合は、安定したインターネット接続を確保することが重要です。

  • 電源と配線: 研究に必要な機器が多い場合、十分な電源供給と配線の整備が必要です。電源の数や配置に配慮しましょう。

  • 換気と温度管理: 研究活動によって発生する熱や有害物質に対処するための換気システムと温度管理システムを導入します。


3. 安全性と快適性

  • 安全対策: 研究所には安全対策が不可欠です。緊急時の避難経路や消火器の配置、適切な保護具の用意などが求められます。

  • 照明と音響: 研究活動には良好な照明と静かな環境が必要です。適切な照明計画と音響対策を行いましょう。

  • 快適な休憩スペース: 研究者がリフレッシュできる休憩スペースを設けると、集中力の維持や効率的な作業が可能になります。


4. デザインと雰囲気

  • モチベーションを高めるデザイン: 研究活動を刺激するデザインや装飾を取り入れることで、研究者のモチベーションを高めることができます。

  • コラボレーションスペース: チーム間の協力や情報共有を促進するためのコラボレーションスペースを設けると良いでしょう。


5. 環境への配慮

  • サステナブルな設計: 環境に配慮したエコデザインや省エネルギー機器の導入も検討しましょう。

  • 自然光の取り入れ: 可能であれば、自然光を取り入れる設計を行い、快適な作業環境を提供します。


リノベーション設計を行う際には、具体的な研究活動や施設の用途に応じたプランを検討し、専門家と相談しながら進めることをお勧めします。


既存の素材に、少しだけ新しい素材を組み込む事で生まれる良さ


既存の素材に少しだけ新しい素材を組み込むリノベーションデザインは、空間に新鮮さやアクセントを加える効果があります。以下はその具体的な効果とメリットです。


1. コストの抑制

  • 予算の節約: 既存の素材を活用することで、新しい素材の導入によるコストを抑えつつ、リノベーションの効果を得ることができます。全面的な改装よりもコスト効率が良い場合が多いです。


2. 新旧の融合

  • 魅力的なコントラスト: 古い素材と新しい素材を組み合わせることで、視覚的なコントラストが生まれ、デザインに深みと興味を加えることができます。例えば、古い木材とモダンな金属の組み合わせなどが考えられます。

  • 歴史的価値の保持: 既存の素材が持つ歴史やキャラクターを尊重しつつ、新しい素材で現代的な要素を加えることで、空間のストーリーを続けることができます。


3. 機能性の向上

  • 現代的な機能の追加: 新しい素材を取り入れることで、機能性を向上させることができます。例えば、古いカウンターに最新の耐水性や抗菌性を持つ素材を部分的に組み込むことで、見た目を保ちながら実用性を高めることができます。

  • 性能の改善: 新しい素材が持つ優れた性能(断熱性、耐久性など)を取り入れることで、空間の快適性やエネルギー効率を改善できます。


4. デザインの革新

  • アクセントとしての利用: 新しい素材を部分的に組み込むことで、全体のデザインにアクセントを加えることができます。たとえば、古い壁に新しいタイルやペイントを施すことで、目を引くポイントを作り出すことができます。

  • 柔軟なデザイン: 小さな変更でデザイン全体を刷新できるため、柔軟に対応することができます。部分的なリノベーションであれば、後からさらに変更を加えやすいです。


5. 持続可能性の向上

  • 資源の再利用: 既存の素材を再利用することで、廃棄物を減らし、持続可能なデザインを実現することができます。新しい素材の導入が最小限で済むため、全体的な環境負荷も軽減されます。


6. プロジェクトのスピードアップ

  • 作業の簡素化: 既存の素材をそのまま使う部分が多い場合、新しい素材の導入だけで済むため、全体のリノベーションが比較的迅速に進むことができます。


このアプローチは、空間の変化を感じさせる一方で、既存の良さを活かし、より洗練されたデザインを実現するための効果的な方法です。


市松模様って何


市松模様(いちまつもよう)は、伝統的な日本のデザインパターンで、規則正しく並んだ正方形が交互に配置される模様です。具体的には、以下のような特徴があります


1. デザインの特徴

  • 格子状のパターン: 市松模様は、正方形が交互に配置される格子状のパターンで構成されます。通常、2色または3色の異なる色で構成されることが多いです。

  • 交互の配列: 一般的には、白と黒、または他の対照的な色で交互に並べられることが多いですが、色の組み合わせはさまざまです。


2. 歴史と起源

  • 日本の伝統: 市松模様は、日本の伝統的なデザインパターンで、平安時代から存在するとされています。特に、着物や伝統的な日本の工芸品に多く見られます。

  • 名前の由来: 「市松」の名前は、江戸時代の能楽師・市松(いちまつ)に由来するという説もありますが、具体的な由来は不明です。


3. 文化的意義

  • シンプルでありながら優雅: 市松模様は、シンプルでありながら視覚的に強い印象を与えるため、格式のある場面でも使われます。日本の伝統的な文化や儀式、工芸品などに広く使用されています。

  • 象徴性: 市松模様には、安定感や秩序を象徴する意味があり、神社や寺院の装飾にも使用されることがあります。


4. 現代の利用

  • デザインとファッション: 現代では、市松模様はファッションやインテリアデザインにも取り入れられています。たとえば、カジュアルな衣服やモダンなインテリアのアクセントとして使われることが増えています。

  • デジタルデザイン: デジタルデザインやグラフィックデザインにおいても、市松模様はシンプルで視覚的に効果的なパターンとして利用されます。


市松模様は、そのシンプルさと視覚的なインパクトから、多くのデザイン分野で活用されており、日本の伝統を感じさせながらも現代的なデザインにマッチするパターンです。


既存を活かした、リノベーション


既存の要素を活かしたリノベーション設計は、建物や空間の元々の特徴や資源を最大限に活用しつつ、現代的な機能やデザインを加える方法です。以下のポイントに注意して進めると、より効果的なリノベーションが実現できます。


1. 現状の評価と分析

  • 状態の確認: 既存の構造、素材、設備の状態を徹底的に確認し、どの部分が利用できるか、どの部分が改修が必要かを分析します。

  • 価値の評価: 建物や空間の歴史的、文化的価値を評価し、その価値を保つためのアプローチを検討します。


2. デザインのコンセプト

  • 一貫性のあるテーマ: 既存の要素と新しい要素が調和するように、一貫したデザインテーマを設定します。これにより、空間全体の統一感が生まれます。

  • 新旧のコントラスト: 古い素材や構造と新しいデザイン要素を組み合わせることで、視覚的な興味や深みを加えます。例えば、古い木材と現代的な金属素材を組み合わせるなどの方法があります。


3. 機能の追加と改善

  • 現代的な機能の導入: 既存の空間に現代的な機能や設備を追加します。例えば、古い建物に最新の断熱材や省エネルギー機器を導入することで、快適性とエネルギー効率を向上させます。

  • 柔軟なレイアウト: 既存のレイアウトを基に、新しい用途やニーズに応じた柔軟なレイアウトを提案します。可動式の間仕切りやオープンプランを活用することで、空間の使い方を最適化できます。


4. 素材の再利用

  • リサイクルと再利用: 既存の素材や部材を再利用することで、コスト削減と環境保護が可能です。古い木材やレンガをリサイクルして新しいデザインに取り入れる方法があります。

  • 修復と再生: 老朽化した素材を修復して再生することで、元の風合いを保ちながら、機能的に改善することができます。


5. 感性と美学の融合

  • デザインの継承: 既存の空間や建物のデザイン要素を継承し、現代的なデザインと融合させることで、空間の美学を保ちつつ現代的な魅力を加えます。

  • アクセントとハイライト: 古い要素をアクセントやハイライトとして使用することで、デザインに特色を加えます。たとえば、古いレンガの壁を一部の壁面に残すことで、空間に独自の特徴を持たせることができます。


6. 環境への配慮

  • 持続可能なデザイン: 環境への影響を最小限に抑えるために、再利用可能な素材やエネルギー効率の良い設備を取り入れます。

  • エコフレンドリーな改善: 既存の建物のエコフレンドリーな改修を行い、断熱性や省エネ性能を向上させます。


7. 住み手や使い手のニーズを反映

  • 使用者のニーズ: 住み手や使い手のライフスタイルやニーズを反映させることで、より使いやすく快適な空間を作り出します。

  • インタラクションの改善: 既存のレイアウトや構造に対して、より良い使い勝手やアクセスを提供するための改善策を考えます。


既存を活かしたリノベーション設計は、資源を最大限に活用しながらも新しい価値を加えるためのバランスが重要です。専門家と相談しながら、具体的なプランを立てることが成功の鍵です。


オフィスのリノベーション工事をする時の注意点


オフィスのリノベーション工事を行う際には、以下の注意点を考慮することが重要です。これにより、工事のスムーズな進行と、完成後の快適な利用が実現できます。


1. 計画と準備

  • 目的と要件の明確化: リノベーションの目的(例: 作業環境の改善、機能追加、デザイン変更など)を明確にし、それに基づく要件をリストアップします。

  • 予算設定: 工事にかかる費用の見積もりを取り、予算を設定します。予備費も考慮し、予期しないコストの発生に備えます。

  • スケジュール: 工事のスケジュールを立て、必要な工期や各段階のマイルストーンを設定します。工事期間中の業務への影響を最小限にするため、スケジュールを周到に管理します。


2. 設計と承認

  • 専門家との相談: 建築家やインテリアデザイナーと相談し、リノベーションプランを作成します。設計の際には、法律や規制も考慮する必要があります。

  • 承認と許可: 必要な建築許可や変更の承認を取得します。地域によっては、工事に関する規制や許可が必要です。


3. 施工業者の選定

  • 信頼できる業者の選定: 経験豊富で信頼できる施工業者を選定します。過去の実績や口コミ、レビューを確認し、複数の業者から見積もりを取りましょう。

  • 契約内容の確認: 契約書に工事の範囲、費用、スケジュール、保証などの詳細を明記し、双方の合意を確認します。


4. 安全対策

  • 安全管理: 工事現場の安全対策を確認し、適切な安全管理を行います。事故や怪我のリスクを最小限に抑えるための対策を講じます。

  • 周囲への配慮: 工事による騒音や埃が周囲のビジネスや住民に影響を与えないよう、適切な対策を講じます。


5. 業務への影響

  • 業務の継続性: 工事中の業務の影響を最小限に抑えるため、業務の継続計画を立てます。工事時間帯やエリアの制限を設けることを検討します。

  • コミュニケーション: 社内に工事の進捗状況や予定を知らせることで、従業員の理解と協力を得ることができます。


6. 品質管理

  • 材料と仕上げの確認: 使用する材料や仕上げの品質を確認し、必要に応じてサンプルを取り寄せて検討します。

  • 工事の監督: 工事の進行状況を定期的に確認し、品質が基準に合致しているかを監督します。問題が発生した場合は、早期に対応することが重要です。


7. 完成後のチェック

  • 最終検査: 工事が完了したら、最終検査を行い、設計通りに仕上がっているかを確認します。欠陥や不具合があれば、修正を依頼します。

  • 引き渡しと保証: 工事の完了後、正式に引き渡しを受け、保証内容やメンテナンスに関する情報を確認します。


8. 環境への配慮

  • 廃棄物管理: 工事に伴う廃棄物を適切に管理し、リサイクルや再利用を行います。環境への負荷を最小限に抑えることが重要です。

  • エコデザイン: 可能であれば、エネルギー効率の良い設備やエコフレンドリーな素材を取り入れることで、持続可能なデザインを実現します。


これらの注意点を考慮することで、オフィスのリノベーションがスムーズに進行し、完成後の利用が快適で効果的なものになるでしょう。



オフィス設計プロジェクトの解説


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