雨の日、晴れの日、曇りの日。一日の内に天気はころころ変わります。日にばっちりあてて乾かしたい方も居れば、仕事や子育ての生活時間帯から、夜干し、朝日に少し当ててから取り込む方もいらっしゃいます。
洗濯モノ、いつ、どこで干していますか?もっと便利に快適な方法はないものか?日常の行為ですから楽して、気持ちよく洗濯モノを干したいですよね。
簡単に干せる場所・動線とは?
同じ階に干そう
洗濯機で洗った洗濯物。水を含んで、中々の重さです。この重い洗濯物をかごに入れたまま、階段を上り下りして運んでいくのは、中々の重労働です。もちろん間取り上、洗濯機のある場所と干す場所が異なってしまう場合はあるので仕方ありませんが。。。。。
いやいや、間取りを考えるときに、同じ階で洗濯物を干せる間取りにすればよいのです。体力のある方も無い方も、重いものを持って移動するのは、それなりに時間と労力をつかってしまいます。中には、体を痛めてしまう方もいらっしゃります。可能な限り、同一階に、洗濯機と物干しがあると、便利なことは間違いありません。
洗面所からダイレクトに
掲載した平面図は、ある家の設計をした時のプランです。このお宅は多数の猫ちゃん達と一緒に住む家だったのですが、見ていただきたいのはそこでは無く、洗面所と物干し場との関係。図面は2階です。洗面所にある洗濯機で洗濯した後、そのまま、ダイレクトにルーフデッキに出られます。階を跨ぐどころか、お勝手口を開けた隣がもの干し場になります。ほとんど移動する事無く、洗濯が干せますから、非常に便利です。人が歩いて動くルートを動線と言いますが、生活する上で洗濯などの日常の家事はこの動線を、可能な限りコンパクトにすることで、家事に便利な家になります。
取り込んでからも、快適に
洗濯物が乾き取り込んでから、どこでたたんでいますか?リビングのソファーや居間の畳みに広げて?寝室のベットの上で畳むお宅もあります。
図面のこの家では、洗面所の横にユーティリティーという、水廻りでフレキシブルに使えるスペースがあります。このスペースには、作業台のカウンターとタオルなどを仕舞う収納をつくることで、取り込んだ洗濯物をその場でたたむことができました。作業台でささっと畳めますし、楽な姿勢で作業しますから体に負荷がかからず、手早く綺麗に畳むことかできます。作業も快適ですし、なにより真っ直ぐな姿勢で畳むと簡単に綺麗に仕舞うことができます。
物干し場は屋根付きが便利
洗濯物、外の空気で乾かしたい・・・・・曇っているけれど、雨は振らないかな?など考え、服を干した所、雨が降り濡らしてしまったこと、1度や2度ではないはずです。
―雨に気づかない現代の家、急な雨対策は?
現代の新築住宅。サッシが進化したり、断熱材が厚くなったりという変化から、機密性がかなり高くなっています。ちょっとした雨、部屋の中にいて窓を閉め切っていると外の音は全く気づきません。かなり強い雨でなければ、音が聞こえませんので、雨が降っているコトに気が付かない場合が往々にしてあります。
ちょっとした屋根があれば、多少の雨はふせげます。
バルコニーには庇を
バルコニーには庇をつけましょう。一見当たり前のことですが、この当たり前が非常に大事になります。
ルーフテラスにも屋根をかけたい
写真の住宅では、大きなルーフバルコニー・ルーフテラスをつくりましたが、この屋上のバルコニーにも、屋根をちょこんと掛けました。ちょっとしたコトですが、洗濯モノ干しに大変便利に使っています。
洗濯物干し場について
洗濯物干し場は、屋上以外にもいくつかの場所が考えられますね。たとえば、以下のような場所も検討できます:
バルコニーやテラス: 家の外にスペースがあれば、洗濯物を干す場所として使えます。
物干し室: 室内で洗濯物を干せる専用の部屋を設けることもできます。乾燥機と組み合わせると便利です。
庭や裏庭: 庭がある場合、そこに物干し用の竿やシェルターを設置することも可能です。
収納スペースやパントリー: 洗濯物を干すための収納スペースやパントリーも、工夫次第で利用できます。
どの場所が一番便利かは、家のレイアウトや生活スタイルによりますね。
洗濯物干し場までの動線をコンパクトにする方法
洗濯物干し場までの動線をコンパクトにするためには、以下のポイントを考慮すると便利です:
1. 洗濯機と干し場の近接
レイアウト: 洗濯機の近くに干し場を設けることで、洗濯物を移動させる距離が短くなります。洗濯機のある部屋の隣や、アクセスしやすい場所に干し場を配置しましょう。
ポータブルラック: 屋内干しの場合は、ポータブルラックを利用して洗濯機の近くに干せるようにする方法もあります。
2. ランドリールームの設置
一体型ランドリールーム: 洗濯機、乾燥機、物干しスペースを一つの部屋にまとめることで、洗濯から干しまでの動線が短縮されます。
シンクや収納: 洗濯物を扱う際の便利なシンクや収納も一緒に設けると、より効率的です。
3. スライド式収納や折りたたみ式干し場
スライド式収納: 隠しておけるスライド式の物干しラックや収納を取り入れると、使用時だけ引き出して使えます。
折りたたみ式干し場: 使わない時は折りたたんで収納できる干し場を設けると、スペースを有効活用できます。
4. 天井や壁を利用する
天井吊り干し: 洗濯物を吊るすための設備を天井に設置することで、動線を短縮し、地面のスペースを節約できます。
壁掛け干し場: 壁に取り付ける干し場やラックを使うことで、スペースを有効に使えます。
5. 動線の計画
直線的な動線: 洗濯機から干し場までの動線が直線的になるようにレイアウトを工夫すると、移動がスムーズになります。
扉や通路の配置: 動線に障害物がないように、扉や通路の配置にも注意しましょう。
これらの方法を組み合わせることで、効率的かつコンパクトな洗濯物干し場を作ることができます。家の間取りや使用頻度に応じて、最適なプランを考えてみてください。
洗濯物をとり込んでから効率的に、たたみ収納する方法
洗濯物を取り込んでから効率的にたたみ、収納するための方法にはいくつかの工夫があります。以下のステップを参考にして、作業をスムーズに進めることができます:
1. 取り込んだらすぐに仕分ける
アイテム別に分ける: 取り込んだ洗濯物を種類別に分けることで、たたむときの手間が減ります。例えば、シャツ、ズボン、タオルなど、アイテムごとに分類します。
2. たたみやすい場所を確保する
広い作業スペース: たたみ作業には広めのスペースがあると便利です。アイロン台やベッドの上など、広い平面を作業台として使いましょう。
専用のたたみエリア: 洗濯機や収納スペースの近くに、たたみ作業を行うための専用エリアを設けると、作業が効率的になります。
3. たたみ方の工夫
効率的なたたみ方: アイテムごとに効率的なたたみ方をマスターしましょう。例えば、シャツは肩部分を合わせて半分に折り、さらに半分に折ります。ズボンは太もも部分を合わせて、さらに半分に折ると良いでしょう。
動画やガイド: たたみ方がわからない場合は、YouTubeなどで効率的なたたみ方の動画を見て練習するのもおすすめです。
4. 収納方法の工夫
引き出しや収納ボックス: たたんだ衣類は、引き出しや収納ボックスに分けて収納すると、取り出しやすくなります。ラベルを貼ると、中身が一目でわかりやすいです。
クローゼットの仕切り: クローゼット内に仕切りや棚を設けて、衣類を整理整頓するのも有効です。
5. アイテムごとの優先順位
よく使うものを上に: よく使う衣類や頻繁に取り出すアイテムは、収納の一番上や取り出しやすい位置に置くと便利です。
6. 定期的な見直し
整理整頓の習慣: 定期的に衣類の整理整頓を行い、不要なものを処分することで、収納スペースが効率的に使えます。
このような工夫を取り入れることで、洗濯物を取り込んでからのたたみと収納作業がスムーズに進み、効率的に管理できるようになります。