top of page
検索
執筆者の写真t-ogino

ビフォーアフター、リノベーションでお洒落な外観になる賃貸集合住宅・アパート(東京都北区)

更新日:8月25日


外観リノベーションのビフォーアフターの姿

賃貸住宅・アパート・賃貸マンションなど、20年・30年・40年と建てた当時から月日が経ってしまい、外観も古くなってしまっているものが多くあります。

都市部でも、地方でも、郊外でもこういった建物は非常に多く、借り手を捜すのに苦労していたり、賃料をおさえなくてはならない建物もみられます。

外観をリノベーションし、デザイン性を持たせることで、住まいに対するイメージが、

え!!と思うほど、ガラッと変わります。

築年数80年以上の賃貸アパートを、可愛らしい外観にリノベーション

写真に写っているのは、ビフォーとアフターを並べている、リノベーション・アパートメントです。

可愛らしく個性的なファサードが特徴的です。一見大胆な色味と素材が使われた佇まいは、周辺のシンボル的存在になっています。

リノベーションをすることで、外観をガラッと変わりイメージが一新しました。

古い、住宅密集地に建っていた長屋でしたが、外部の劣化もあり、メンテナンスの為に本格的な修繕をしなくてはならない時期です。

築50年以上。

増築、減築、合築を繰り返したこの家は、非常に複雑な外観になっていました。

大規模なメンテナンスながら、デザインをすることで生き返ったリノベーションです。

女子受けする外観

大学も近く、古い街ながら都市部でもあることから、大学生や、社会人の女性に魅力的に感じて貰い、入居してもらえる様、可愛らしい外観にデザインすることを考えました。

リノベーションが完成すると、前の道を歩く女性、小さな女の子から大人の女性・おばあさままでが口々に、「いや~可愛いお家」と言いながら通って行く人気の住まいになりました。

男性はなぜか、「かっこいい」と言っています。

周囲にお住まいの方々からも、工事中ご不便をかけたにも関わらず、いい家が出来たね~と、ほめていただいています。

賃料の周辺相場より、数段高く設定でき、人気のアパートになりました。

戸建てリノベーション、ビフォーアフターの外観

デザインが決まるまで

デザイン性の高い外観にしたい、タイル貼りはどうなのだろうという打合せを行っていました。

タイルを貼る事で建物が重くなる事や、メンテナンス性も考慮し、タイルでは無く、屋根材を外壁に貼って、ウロコの様な・大きなタイルの様な壁のデザインしています。

屋根材は壁材よりも、防水性と対候性が高く、性能アップにもつながっています。

外壁のオレンジ色は、悩んで決めましたが、家型の形もあって主張しながらも、周囲に馴染んでいます。

外観リノベーション工事で、悪いところも全て直す

元々は屋根が複雑に掛けられ、天井の中からも古い屋根が出てきていました。そこで小屋を一部架け替え、シンプルな屋根とする事で雨が簡単にながれるようにし、三角屋根の家の形にする事も、可愛らしい外観につながっています。

住宅密集地の古い建物は、敷地割りが後からされたり、道路が後から出来たりしている為、敷地からはみ出していることも少なくありません。

今回も、写真で見られるように、道路に家のひさしが飛び出ていたり、室外機が飛び出ていたり、隣の敷地にも家のひさしが出ていたりしましたが、全てとり、敷地内にすることで、将来的なトラブル原因を無くし、建物の財産としての価値も確保できました。

ストック利用ではありませんが、有るものを直して価値を高め再生する。

可愛らしい外観が、それを可能にしてくれました。



人気のアパートに変る外観リノベーション


賃貸アパートを人気のある物件にするためには、外観のリノベーションが大きなポイントになります。以下の方法を考慮すると良いでしょう:


1. ファサードの改善

  • 外壁の塗装: 清潔感があり、流行の色を選ぶと良いでしょう。例えば、明るいグレーやホワイトは現代的で人気があります。

  • アクセントウォール: 外壁の一部に異なる色や素材でアクセントを加えると、目を引くデザインになります。


2. エントランスのリニューアル

  • 新しいドア: モダンなデザインのドアに交換することで、印象が大きく変わります。

  • 照明の追加: エントランスにおしゃれな照明を追加することで、夜間でも安全で魅力的な外観になります。


3. ランドスケープの改善

  • 植栽: 手入れが簡単で季節感を出せる植物や花を使うと、外観が生き生きとします。

  • アプローチの改善: 敷石やタイルを使って、歩道やアプローチのデザインを見直すと良いでしょう。


4. バルコニーや屋上の活用

  • バルコニーのデザイン: 鉄製の手すりやデッキ材を使って、スタイリッシュなバルコニーにすることで、アパートの魅力が増します。

  • 屋上スペース: 屋上を利用して、プライベートなガーデンやリラックスできるエリアを作ると、入居者の満足度が高まります。


5. 窓の改善

  • 窓枠の塗装: 窓枠を鮮やかな色やシンプルな色で塗装すると、外観が引き締まります。

  • シャッターやブラインド: 目隠し効果だけでなく、デザイン性も考慮して選ぶと良いでしょう。


6. 外部の装飾

  • アートやアクセサリー: 外壁に取り付けるアートや装飾品で、個性を出すことができます。

  • 看板や番号: 物件名や番号をモダンで目を引くデザインにすることで、物件のブランド力を高めます。


これらの方法を取り入れることで、アパートの外観を魅力的にし、入居希望者の関心を引くことができます。


外観リノベーションのメンテナンス性


確かに、外観リノベーションを行う際にはメンテナンス性も重要な要素です。メンテナンスが少ないデザインや素材を選ぶことで、長期的に美しい外観を維持しやすくなります。以下はメンテナンス性を考慮したリノベーションのポイントです:


1. 耐久性のある素材の選定

  • 外壁材: 耐候性の高いサイディングや塗装、または耐久性のあるタイルやレンガを選ぶと、長期間にわたって美しさを保てます。

  • 屋根材: 亜鉛メッキ鋼板やスレート、アスファルトシングルなど、耐久性がありメンテナンスが少ない材料が推奨されます。


2. 防水対策

  • シーリング: 外壁のジョイント部分や窓周りに高品質なシーリング材を使用することで、雨水の侵入を防ぎます。

  • 防水塗料: 外壁に防水性能のある塗料を使用すると、湿気から保護できます。


3. 汚れに強い仕上げ

  • 自浄作用のある塗料: 汚れやすい外壁には、汚れが付きにくい自浄作用のある塗料を使用するのが良いです。

  • 高耐候性の塗装: 色あせに強く、長持ちする塗料を選ぶことで、定期的な再塗装の頻度を減らせます。


4. 簡単に掃除できるデザイン

  • シンプルなデザイン: 複雑な装飾や凹凸の多い外壁は汚れがたまりやすいので、シンプルで掃除しやすいデザインが望ましいです。

  • 取り外し可能なパーツ: メンテナンスが必要な部分を取り外しやすくすることで、修理や清掃が楽になります。


5. 樹脂製や合成素材の活用

  • 樹脂製のフェンスや手すり: 樹脂や合成素材は耐久性が高く、腐食や変色に強いです。

  • 合成木材: 木材の見た目を持ちつつ、メンテナンスが少ない合成木材も選択肢の一つです。


6. 計画的な点検とメンテナンス

  • 定期点検: 定期的に外観の点検を行い、早期に問題を発見して対処することで、大規模な修理を防げます。

  • メンテナンススケジュール: メンテナンスの計画を立て、必要な作業を定期的に実施することで、長期間にわたって外観を保つことができます。


これらの要素を考慮することで、外観リノベーションの後も維持管理が容易で、長持ちする物件にすることができます。


アパートの外観リノベーションで実現するブランディング効果


アパートの外観リノベーションを通じてブランディング効果を実現するためには、デザインが物件の個性を際立たせ、ターゲットとする入居者層にアピールすることが重要です。以下に、外観リノベーションがもたらすブランディング効果について詳しく説明します。


1. 独自性の強調

  • ユニークなデザイン: 外観に特徴的なデザインやアートを取り入れることで、他の物件と差別化できます。例えば、特定の色合いやパターン、装飾的なエレメントを使用することで、ブランドの個性を打ち出せます。

  • テーマに沿ったデザイン: 例えば、カフェやビーチ、クラシックなどのテーマを持ったデザインを施すことで、特定のライフスタイルや雰囲気を演出できます。


2. ターゲット層へのアピール

  • デザインの選択: ターゲット層の好みに合わせたデザインを選ぶことが重要です。例えば、若い世代をターゲットにするなら、モダンでカジュアルなデザインが有効ですし、ファミリー層をターゲットにするなら、落ち着いた色合いやファミリー向けの設備が整ったデザインが適しています。

  • ブランドストーリーの発信: 外観にブランドのストーリーやコンセプトを反映させることで、入居者に物件の魅力を伝えることができます。


3. 信頼感とプロフェッショナリズムの向上

  • 高品質な素材と仕上げ: 高品質な素材や仕上げを使用することで、物件の信頼感やプロフェッショナリズムが伝わります。これにより、入居者に安心感を与えることができます。

  • メンテナンスの行き届いた外観: 外観が整っていることは、物件全体の管理やオーナーの信頼性を示すものです。定期的なメンテナンスも重要です。


4. 視覚的な引きつけ

  • 目を引くデザイン: ビジュアル的に引きつける外観は、通行人や潜在的な入居者の目を引き、印象に残ります。例えば、特注のサインや照明、デザイン性の高いエントランスなどが効果的です。

  • 夜間の照明: 夜間でも美しく見えるように照明を工夫することで、昼夜問わず注目される外観を実現できます。


5. コミュニティ感の醸成

  • 共有スペースのデザイン: 共有スペースやエントランスを魅力的にすることで、入居者間のコミュニケーションを促進し、コミュニティ感を高めることができます。

  • アウトドアスペースの活用: 屋上や庭などのアウトドアスペースをリノベーションすることで、リラックスできる共有エリアを提供し、入居者により良い住環境を提供できます。


6. 持続可能性のアピール

  • エコデザイン: 環境に配慮したデザインや素材(例えば、リサイクル可能な材料や省エネ設備)を取り入れることで、環境意識の高い入居者層にアピールできます。

  • グリーンリノベーション: グリーン屋根や垂直庭園などの持続可能なデザイン要素を取り入れることで、エコフレンドリーなイメージを強化できます。


これらのブランディング効果を意識して外観リノベーションを行うことで、アパートの価値を高め、ターゲット層に魅力的に映る物件を作り上げることができます。




戸建て木造リノベーション設計プロジェクトの解説


閲覧数:217回0件のコメント
bottom of page