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執筆者の写真t-ogino

ハイサイドライト:北側と東側の違いは何?明るいけど暑くなり高窓の設計方法

更新日:8月25日


ハイサイドライト

高い壁の高い位置につけた窓のことを、ハイサイドライトと言います。

吹抜けや天井の高い部屋の、上の方の壁についている窓のことです。

高い位置に窓があると、太陽の角度から部屋の奥の奥まで光が届き大変あかるい部屋になります。ところが、やみくもに窓をつけると、光が入り過ぎて夏は暑い!!場合があります。

南側・及び西側に大きなハイサイドライトをつけると、強い直射日光が入って来て暑く・まぶしい不快な部屋になってしまいます。

写真のハイサイドライトは、南側につけていますが、横に細いスリット窓のため、光は入って来ますが、小さな窓の為熱量は小さいです。というか、この程度大きさの窓で十二分に明るい光が入ってきます。(下部のはきだしの大きな窓は前に壁がある為、直射日光は入りません。)

北側のハイサイドライト

こちらは、北側のハイサイドライト。北側の場合、大きな窓でも直射日光は入って来ず暑くなりません。光は、大気の中のチリなどに反射して、間接光が廻り込んで来るのでやわらかい光が入って来て明るくなります。

東側のハイサイドライト

東側のハイサイドライトです。一日中光が入って来ますが、吹抜けの高い天井面を明るく照らしている為、天井に光が反射して部屋が明るい印象になります。直射日光が床まで届かないので、暑くはなりません。

吹抜けの南側にハイサイドライトをつけられたとしても、あえて付けない事もあります。

明るいから快適という訳では無く、まぶしくなく・暑くなく、心地よい光を手に入れなければなりません。



ハイサイドライトとは何?


ハイサイドライトは、窓の一種で、建物の高い位置に取り付けられる窓のことを指します。通常、天井近くに配置されるため、部屋に自然光を取り入れるのに役立ちます。視線の位置よりも上にあるため、外からの視線を気にせずに光を取り入れることができます。例えば、階段や廊下、浴室などの空間でよく見られます。


北側ハイサイドライトの利点


北側のハイサイドライトには以下のような利点があります:


  1. 安定した光の確保: 北側からの光は、日光の強さが比較的一定であり、季節や時間帯に左右されにくいです。そのため、室内に安定した自然光を確保できます。

  2. 直射日光を避ける: 北側の光は、直射日光が入らないため、室内の温度上昇を抑えやすいです。特に夏場に役立ちます。

  3. 柔らかい光: 北側からの光は柔らかく、陰影が少ないため、室内が均一に明るくなります。これにより、落ち着いた雰囲気を作りやすいです。

  4. 視線のプライバシー: 北側のハイサイドライトは高い位置に取り付けられるため、外からの視線を気にせずに自然光を取り入れやすいです。

  5. 光の取り込み: 高い位置に設置されるため、天井近くまで光が届きやすく、部屋全体が明るくなります。


これらの利点により、北側のハイサイドライトは、特にプライバシーが重要な空間や安定した光が求められる空間で効果的です。


北側と東側のハイサイドライトの違い


北側と東側のハイサイドライトには、それぞれ異なる特性があります。以下にその違いをまとめました:


北側のハイサイドライト

  • 光の特性: 北側からの光は、直射日光が少なく、柔らかくて均一な光が入ります。季節や時間帯による変化が少ないため、安定した明るさを提供します。

  • 温度: 北側からの光は熱をあまり持たないため、夏場でも室内の温度上昇を抑えやすいです。

  • プライバシー: 高い位置に取り付けられるため、外からの視線を気にせずに自然光を取り入れることができます。


東側のハイサイドライト

  • 光の特性: 東側からの光は、朝の早い時間に強い直射日光を取り入れることができます。朝日が差し込むため、日中に向けて光が明るくなり、エネルギッシュな雰囲気を作ることができます。

  • 温度: 朝日が強いため、冬場は室内が早く暖かくなりますが、夏場には直射日光が入りすぎることがあるため、調整が必要です。

  • プライバシー: 東側の窓は、朝早くに光が入るため、早起きする人にとっては問題ないかもしれませんが、日中のプライバシーが気になる場合は、遮光対策を検討する必要があります。


要するに、北側のハイサイドライトは安定した柔らかい光を提供し、東側のハイサイドライトは朝の強い光を取り入れます。それぞれの特性を考慮して、室内の利用目的や希望する明るさに応じて選ぶと良いでしょう。


東側ハイサイドの利点


東側のハイサイドライトには以下のような利点があります:


  1. 朝の自然光: 東側のハイサイドライトは朝日を取り入れるため、朝早くから明るい光を部屋に取り込むことができます。これにより、自然な目覚めを促し、エネルギッシュなスタートを切るのに役立ちます。

  2. 温かみのある光: 朝日の光は温かみがあり、特に冬場などは朝から室内が暖かく感じられることがあります。これにより、エネルギーコストの削減にもつながる可能性があります。

  3. 光の変化を楽しめる: 朝の光は変化に富んでおり、時間とともに光の色や強さが変わる様子を楽しむことができます。これにより、室内の雰囲気が自然に変化し、空間に動きが生まれます。

  4. 視覚的な魅力: 東側からの光は、室内に温かい色合いをもたらし、活力を与えることができます。特に朝の光は、元気で清潔感のある印象を与えることができます。

  5. 朝の活動に適している: キッチンやリビングなど、朝から活発に使用する部屋に適しています。朝の光を取り入れることで、食事や活動がより快適に感じられるでしょう。


これらの利点を考慮すると、東側のハイサイドライトは朝の光を積極的に活用したい場合や、エネルギッシュな空間を作りたい場合に非常に有用です。




住まいの設計・計画の解説


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