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執筆者の写真t-ogino

帰りたくなる、ほっとする照明計画。集合住宅だからこそのほっこり玄関照明。リノベーションアパートメント(東京都北区)

更新日:8月25日


灯が漏れるアパートの玄関

家に帰りたくなる・・・家の玄関が見えるとほっとする。

そんな家のあり方を整える方法に、照明による設えがあります。

淡い光で、目立たず落ち着いた雰囲気の照明。

明るく、玄関前の道路も照らすような照明。

写真は、手元だけを照らした照明。

落ち着いたあかりで、扉の鍵穴が見え、不便なく使えますが、主張はせず自分たちだけが、分かる照明の使い方です。目立ちまでせんが、雰囲気のある灯りです。

オレンジの灯に彩られたアパートの玄関

こちらは、明るく照らす照明です。

天井の間接照明から照らされた、玄関ポーチ全体が、一つの照明の様になり、前を歩く道を照らしています。外壁のオレンジ色が反射し、黄色い光があふれ、街の中の道しるべの様になり、我が家の場所を遠くからでも気がつくことが出来ます。

どちらも、タイマーで着いたり消えたり・人感センサーで反応させたりする事が出来ますが、

こちらの写真は、タイマー設定とし夜の一定時間は周囲も照らします。

最初の写真の照明は、両方、タイマーで時間設定をした上で、人感センサーで反応するタイプとすると必要な時だけ、灯りが点り使い勝手と雰囲気が両立します。


帰りたくなるホッとできる住宅の外観照明のポイント


帰りたくなるようなホッとできる住宅の外観照明計画を立てるには、以下のポイントを考慮すると良いでしょう:


  1. 温かみのある光:温かい色合いの光(2700K~3000K)を使うと、落ち着いた雰囲気を演出できます。冷たい光(5000K以上)は避け、リラックスできる空間を作りましょう。


  2. 階層的な照明:外観照明には複数のレベルがあると良いです。主な照明で家全体を照らし、アクセント照明で特定の部分(例えば、玄関や庭の木など)を引き立てると、視覚的にバランスが取れます。


  3. エントランスの強調:玄関周りの照明は特に重要です。ドア周りやアプローチを明るくし、温かみのあるライトで迎えると、帰宅時に安心感を得られます。


  4. 光の拡散:光を直接当てるのではなく、反射させたり間接的に照らしたりすることで、より柔らかい印象を与えることができます。壁や地面に向けて光を当てることで、幻想的な雰囲気を作れます。


  5. デザインとの調和:住宅の外観やデザインに合った照明器具を選びましょう。モダンなデザインにはシンプルでスタイリッシュな照明を、クラシックなデザインには装飾的な照明が適しています。


  6. エネルギー効率:LEDライトを使うと、エネルギー効率が良く、長持ちするのでコストパフォーマンスが高いです。また、調光機能を使うと、時間帯や気分に合わせた照明の調整ができます。


これらを考慮して、試しに照明を設置してみて、実際の雰囲気を確認しながら調整すると良いでしょう。


照明計画とは


照明計画とは、建物や空間における照明の設計や配置を決定するプロセスです。目的に応じて、適切な照明の種類、位置、強さ、色温度などを考慮しながら、光の使い方を計画します。照明計画には以下の要素が含まれます:


  1. 目的の設定:空間の使用目的に応じた照明の設計を行います。例えば、住宅ではリビング、キッチン、バスルームなど、それぞれのエリアに適した照明を考える必要があります。


  2. 照明の種類

    • 主照明(全体を均一に照らすための照明)

    • 補助照明(作業エリアを照らすための照明)

    • アクセント照明(特定の部分を強調するための照明)

    • 間接照明(反射させて光を柔らかくする照明)


  3. 光の配置:どこに照明を設置するかを決めます。これには、天井、壁、床、または特定のオブジェクトやエリアに取り付けることが含まれます。


  4. 光の強さと色温度:光の強さ(ルーメン)や色温度(ケルビン)を選定します。色温度は、光が暖かく感じるか、冷たく感じるかを決定します。


  5. エネルギー効率:エネルギーを節約し、長寿命の照明器具(LEDなど)を選ぶことが重要です。


  6. デザインとの調和:照明が建物のデザインやインテリアにマッチするように計画します。


  7. 調光機能:光の強さを調整するための調光スイッチやリモコンを取り入れると、さまざまなシーンに対応できます。


照明計画は、空間の美しさと機能性を高めるための重要な要素です。適切に計画することで、視覚的な快適さと使いやすさを実現できます。


人感センサー・タイマー・天候の変化で点滅する照明


外部照明において、人感センサー、タイマー、天候の変化で点灯するシステムを組み合わせることで、より柔軟で効果的な照明管理が可能になります。それぞれの機能について詳しく説明します。


1. 人感センサー(動作センサー)

概要:人感センサーは、動きを検知すると照明を自動で点灯させる装置です。以下のようなセンサーがあります:


  • 赤外線センサー:人体から発する赤外線を感知します。体温による赤外線の変化を感知して点灯します。

  • 超音波センサー:超音波を利用して動きを感知します。動きによって超音波が反射し、その変化を検知します。


メリット

  • セキュリティ:不審者や動物の動きに反応してライトを点灯させることで、セキュリティの強化ができます。

  • 省エネルギー:必要な時だけ点灯するため、エネルギーの節約になります。


デメリット

  • 感知範囲の制限:センサーの感知範囲が限られているため、すべての動きを感知するわけではありません。

  • 誤動作:風や動物の動きなどに反応することがあります。


2. タイマー(時間設定)

概要:タイマーは、設定した時間に照明を点灯・消灯させる装置です。種類としては以下のものがあります:


  • メカニカルタイマー:物理的なダイヤルで時間を設定します。シンプルで使いやすいですが、精度には限りがあります。

  • デジタルタイマー:デジタルディスプレイで時間を設定します。精度が高く、設定も容易です。

  • スマートタイマー:スマートフォンやタブレットで設定・制御できるタイマーです。遠隔操作やスケジュール設定が可能です。


メリット

  • 予定管理:特定の時間に自動で点灯・消灯するため、予定に合わせた照明が可能です。

  • 省エネルギー:無駄な電力消費を防げます。


デメリット

  • 設定変更の手間:設定を変更するには手動で操作する必要があります。


3. 天候センサー

概要:天候センサーは、外部の気象条件に基づいて照明を制御する装置です。主に以下のセンサーがあります:


  • 光センサー:周囲の明るさを測定し、暗くなると照明を自動で点灯させます。逆に明るくなると消灯します。

  • 雨センサー:雨が降ると照明を点灯させることがあります。雨水によってセンサーが反応します。

  • 風センサー:風速を測定し、一定の風速を超えると照明を点灯させる場合があります。


メリット

  • 自動調整:気象条件に応じて自動で照明を調整できるため、効率的に利用できます。

  • 夜間の安全性:暗くなった際に自動で点灯するため、夜間の安全性が向上します。


デメリット

  • センサーの精度:センサーの精度によっては、正確な動作を保証できない場合があります。

  • 設置場所の制限:センサーの設置場所によっては、期待通りの効果が得られないことがあります。


これらのシステムを組み合わせることで、次のような利点があります:


  • 人感センサーで、動きに応じて照明を自動で点灯させ、セキュリティと省エネルギーを実現できます。

  • タイマーで、特定の時間に合わせた照明の点灯・消灯が可能です。

  • 天候センサーで、外部の気象条件に基づいて自動的に照明を調整することができます。


これらの機能を組み合わせることで、よりスマートで便利な外部照明システムを実現できるでしょう。


アパートに適した外部の照明計画


アパートの外部照明計画は、住まいの安全性、利便性、美観を高めるために重要です。限られたスペースや特定の条件を考慮しながら、以下のポイントを参考にした照明計画を検討すると良いでしょう。


1. セキュリティの向上

  • エントランスの照明

    • 玄関やエントランスは、入居者や訪問者に安心感を与えるために十分に明るくしましょう。

    • 照明器具は、足元を照らすタイプや壁に取り付けるブラケット型のものが適しています。


  • 人感センサー付き照明

    • 外部の動きに反応して点灯するセンサー付きの照明を取り付けることで、不審者の動きを感知し、セキュリティを強化できます。

    • センサーの感知範囲や感度を調整できるモデルを選ぶと、誤動作を防ぎやすくなります。


2. 利便性の向上

  • エクステリアの照明

    • 玄関アプローチや階段、共用通路などの歩行エリアを適切に照らし、安全に移動できるようにします。

    • 地面に埋め込むタイプの照明や、ポールライトなどが効果的です。


  • タイマー付き照明

    • 設定した時間に自動で点灯・消灯するタイマー付きの照明を利用すると、帰宅時間に合わせて外部が明るくなり、便利です。


3. 美観の向上

  • アクセント照明

    • 建物の外観やランドスケープにアクセントを加える照明を使うことで、見た目を美しく演出できます。例えば、シンボルツリーや花壇を照らすスポットライトなどです。


  • 外部空間の活用

    • バルコニーやテラスなどの外部空間には、柔らかい光を使った間接照明や吊り下げ型の照明を取り入れると、リラックスした雰囲気を作れます。


4. エネルギー効率

  • LEDライト

    • 長寿命で省エネルギーのLEDライトを選ぶことで、電力消費を抑え、長期間にわたってコストを削減できます。


  • 調光機能

    • 調光機能付きの照明を使うと、時間帯やシーンに応じて明るさを調整でき、さらに省エネルギーになります。


5. 天候と環境への配慮

  • 耐候性

    • 外部照明は、風雨や直射日光に耐えられる耐候性の高いものを選びましょう。防水・防塵性能があるモデルを選ぶと、長持ちします。


  • 光害の配慮

    • 周囲に迷惑をかけないよう、適切な光の向け方や明るさの調整を行います。光が漏れないようにシールドやディフューザーを使うと良いです。


6. スペースの制約

  • コンパクトな照明器具

    • アパートの外部スペースは限られていることが多いため、コンパクトで設置しやすい照明器具を選びます。例えば、壁取り付け型やポールライトなどが適しています。


  • 統一感のあるデザイン

    • 建物の外観や周囲の環境に調和するデザインの照明を選ぶと、全体の美観を損なうことなく効果的に照明を導入できます。


これらのポイントを考慮しながら、アパートの外部照明計画を立てることで、安全で便利、美しい環境を作ることができます。




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