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執筆者の写真t-ogino

洗濯を効率的に仕舞う間取りプラン。サンルームで部屋干し、住宅密集地では屋上。たたんで、しまう、効率的な部屋の作り方

更新日:8月25日


サンルーム

サンルームは、洗濯モノ干しに使おう

洗濯物を、部屋干しにする習慣を持たれている方、以外に多くいらっしゃいます。仕事の都合などで、昼間家に全くいない方も今では多い。でも太陽の光をあてた衣類の肌触りが心地よい。そんな方には、サンルーム・インナーバルコニーを室内につくり、部屋の中で太陽の光をあて干す方法をお勧めしています。昼間出かけている間、サンルームの窓を閉めたまま洗濯を干し、夜帰ってきてからそのまま畳む。そんな生活スタイルも今時なのかもしれません。また、花粉症で春や秋は外に洗濯物をだすと花粉がついてしまい、部屋干ししか出来ない方にも、ピッタリです。

リビングとしてもつかう

写真のサンルームはリビングの一部として、一体にも使えます。リビングだけではなく、ストレッチ・フィットネスをするスペースにしたり、観葉植物を育てるエリアとして使いながら、洗濯干し場にも使うなど、多目的に使う事ができます。

洗面所やユーティリティースペースに大きな窓を南側に設け、光を取り込み、洗濯物を乾かすことも1つの方法です。それこそ、洗った場所と干す場所が同じですから、効率的です。

たたんで、しまう、効率的な方法

洗濯モノ。家事の中でも手間がかかる事のひとつです。なにせ、やらなくてはいけないコトの数が以外に多い。まず、洗濯カゴから洗濯機に洗濯物を入れて洗い、取り出して物干し場まで運び干す。乾いたら取り込み、リビングやベットルームまで洗濯物を運び、洗濯物を畳み、畳んだ洗濯物をクローゼットまで運び仕舞う。以外と工程の数が多い作業です。

洗濯モノの持ち運びは大変

洗った洗濯物の持ち運びは、以外と大変です。水分を含んでいますから、重量もかなりある。1階の洗面所から、2階のバルコニーまで洗濯物をもって行き干すのは、当たり前のことになっていますが、なるべく洗濯機から近い処に、物干し場を作った方が、効率的に干すことが出来ます。

洗面所・ユーティリティーの収納と家事台

洗面所にちょっとした収納と家事台があると便利です。洗剤やハンガーなどを置いておけば、洗濯をし干す為のものが直ぐに取り出せますし、バスタオル・ハンドタオルを入れる収納があれば、風呂上りや朝の洗顔にそのまま使えます。

家事台をつくっておけば、取り込んだ洗濯物をその場でたためます。雨の日などは、お風呂につけた浴室乾燥機で洗濯物を乾かすこともありますから、たたむ場所として洗面所を使うのも、生活しやすくなる方法のひとつです。

近くのクローゼットにそのまま仕舞う

クローゼットが近くにあれば、取り込みたたんだ洗濯物をそのまま仕舞えます。しまうクローゼットが1階にも・2階にも分散していると、洗濯物配りをしているかの様な手間がひとつかかってしまいます。そこで、洗濯モノは、なるべく近くのクローゼットにまとめて仕舞う間取りとしたいところです。

洗濯しやすい動線とは

洗濯機 → 物干し場 → 洗面所(畳む作業台あり) → クローゼット

これが、洗濯をする時の動線です。全てが近くにあると、移動距離が少なく時間が少なく、効率的・快適に洗濯モノの家事を済ませることが出来ます。

屋上の物干し

住宅密集地での洗濯干しは、屋上で

住宅密集地では、家が建て込んでいて、バルコニーの日当りも悪く、洗濯物が乾かない場合があります。そこでは、屋上を使う事で、太陽の光にあてて干すことが出来ます。

屋上は天空の中庭

住宅密集地では、建物の高さは同じような高さの家がつらなっています。屋根高さが同じですから屋上を屋根の上につくれば、隣の建物も邪魔にならず、誰にも気兼ねせず、太陽の日をさんさんとあびることが出来ます。

敷地の大きさや予算、街は異なっていても、空は皆に等しくあります。



洗濯物の種類


洗濯物には様々な種類がありますが、主に以下のような分類ができます:

  1. 衣類:

    • 日常着: Tシャツ、シャツ、ジーンズ、パンツなど、普段着る服です。

    • 下着: ブラジャー、パンティー、ボクサーショーツなど。

    • スポーツウェア: ランニングシャツ、ヨガパンツ、トレーニングジャケットなど。

    • 寝具: パジャマ、寝巻きなど。

    • アウター: コート、ジャケット、セーターなどの外着。


  2. 家庭用品:

    • タオル: フェイスタオル、バスタオル、ハンドタオルなど。

    • シーツ: ベッドシーツ、枕カバー、布団カバーなど。

    • キッチンクロス: 食器拭き、キッチン用の布巾など。


  3. 特殊なアイテム:

    • カーペットやラグ: 特別な洗濯方法が必要なもの。

    • カーテン: 掃除が難しいこともあるので、定期的に洗うことが推奨されます。

    • スポーツ用品: バスケットボールシャツ、サッカージャージなどの特殊な素材でできたもの。


  4. デリケートなもの:

    • ウール: ウールセーターやマフラーなど。

    • シルク: シルクシャツやドレスなど。

    • レザー: レザージャケットやバッグなど、通常は手洗いや専門のクリーニングが必要です。


それぞれの種類に合わせて、洗濯機の設定や洗剤の種類を調整することが大切です。


洗濯物の干し方


洗濯物の干し方にはいくつかの方法があり、それぞれの方法には特性と利点があります。主な干し方には以下のようなものがあります:


  1. 屋外干し:

    • 物干し竿: バルコニーや庭に設置された物干し竿に洗濯物を干す方法です。日光や風を利用して乾燥させるため、乾きが早く、外の新鮮な空気で匂いが取れることもあります。

    • 干しネット: 洗濯物をネットに広げて干す方法です。場所を取らず、屋外で使うことができます。

    • ハンガー: 特にシャツやブラウスなど、型崩れしやすい衣類をハンガーにかけて干す方法です。


  2. 屋内干し:

    • 物干しスタンド: 屋内用のスタンドに洗濯物を干す方法です。場所を選ばず、室内で使うことができます。伸縮性のあるタイプや折りたたみ式のものもあります。

    • エアコンの前: エアコンの風を利用して乾かす方法です。特に湿気が多い時期に役立ちます。

    • 暖房機の近く: 暖房機の近くに干すことで、暖房の熱を利用して乾燥を促進します。


  3. 乾燥機を使用:

    • 家庭用乾燥機: 洗濯機と一体型の乾燥機や、別々の乾燥機を使用して洗濯物を乾燥させる方法です。短時間で乾かすことができ、天候に左右されません。

    • スチーム乾燥機: スチームを利用して、しわを伸ばしながら乾燥させることができます。


  4. 特殊な干し方:

    • 直射日光干し: 紫外線によって雑菌を抑えたり、脱臭効果がある方法です。ただし、色あせる可能性があるため、色物には注意が必要です。

    • 陰干し: 直射日光を避けた涼しい場所で干す方法で、衣類の色あせを防ぐのに適しています。


干し方によって、乾燥時間や仕上がりに違いが出るため、洗濯物の種類や天候に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。


上手な洗濯物の取り込み方と畳み方


洗濯物の取り込み方と畳み方について詳しく説明しますね。


洗濯物の取り込み方

  1. 乾燥具合を確認する:

    • まず、洗濯物が完全に乾いているか確認します。湿っている部分があれば、再度干す必要があります。


  2. 外のほこりやゴミに注意:

    • 屋外に干していた場合、ほこりやゴミが付着している可能性があるため、取り込む際に軽く払うと良いです。


  3. 干し方を確認:

    • 物干し竿やハンガーから取り込む際は、洗濯物が絡まっていないか確認しながら、丁寧に取り込みます。


  4. シワを伸ばす:

    • 取り込む際に、衣類のしわを軽く伸ばすと、畳む時に楽になります。特にシャツやブラウスなどは注意しましょう。


  5. 順番に取り込む:

    • 大きなものから小さなもの、または軽いものから重いものの順に取り込むと、取り込みやすくなります。


洗濯物の畳み方

  1. シャツやブラウス:

    • 平らに置く: アイロンがけを考慮して、シワを軽く伸ばしながら平らな場所に置きます。

    • 袖を内側に折る: シャツの場合は、両袖を内側に折り、肩の部分を整えます。

    • 中央から折りたたむ: シャツの下部分を中央に折り、上から折りたたんで整えます。


  2. パンツやジーンズ:

    • 裾を合わせる: パンツやジーンズの裾を合わせ、平らにします。

    • 中央から折る: 裾を上に折りたたみ、中央から折りたたんで整えます。


  3. タオル:

    • 平らに広げる: タオルを平らな場所に広げ、端を整えます。

    • 三つ折り: 縦に三つ折りし、その後横に折りたたみます。


  4. シーツやカバー:

    • 広げて整える: シーツやカバーは広げて平らにし、しわを軽く伸ばします。

    • 三つ折りまたは四つ折り: 大きなサイズのものは、三つ折りまたは四つ折りにして整えます。


  5. 小物類(靴下、下着など):

    • 対にする: 靴下や下着などの小物は、対にして重ねると整理しやすいです。

    • 折りたたむ: 靴下は、つま先を合わせてから半分に折りたたみ、下着は中央で折りたたむとコンパクトに整理できます。


これらの手順を踏むことで、洗濯物をきれいに取り込んで畳むことができ、収納もスムーズに行えます。


簡単にできる洗濯物の収納方法


簡単にできる洗濯物の収納方法について、以下のようなアイディアがあります。これらの方法を使うことで、収納がすっきりとし、取り出しやすくなります。


1. 収納ボックスやカゴを利用

  • 引き出し式ボックス: 引き出し式の収納ボックスを使うと、衣類を分類して収納できるので、整理がしやすくなります。クローゼットやタンスにぴったりです。

  • カゴやバスケット: 洗濯物を収納するためのカゴやバスケットを使うと、見た目もおしゃれで、取り出しやすくなります。棚やクローゼットの中に収納できます。


2. クローゼット内の整理

  • 棚の活用: クローゼットの棚に収納ボックスを置いて、衣類やタオルを整理します。棚の高さを調整できるタイプだと、収納スペースを最大限に活用できます。

  • ハンガーの利用: シャツやブラウス、ドレスなどはハンガーにかけて収納します。スーツ用のハンガーや、ボトムス用のハンガーも便利です。

  • ポケットオーガナイザー: クローゼットのドア裏などに取り付けるポケットオーガナイザーは、小物類や下着、靴下の収納に役立ちます。


3. 折りたたみ方を工夫

  • マルチフォールド: 衣類を三つ折りや四つ折りにすることで、収納スペースを効率的に使えます。例えば、Tシャツは袖を内側に折ってから三つ折りにすると、コンパクトに収納できます。

  • ロール収納: タオルやシャツをロール状に巻いて収納する方法です。スペースを節約できるだけでなく、取り出しやすくなります。


4. スペースを有効活用

  • 吊るし収納: クローゼットの空きスペースを利用して、吊るすタイプの収納ラックやハンガーを使います。バッグや帽子、アクセサリーなどを収納するのに便利です。

  • ベッド下収納: ベッドの下に収納ボックスを置くことで、見えないスペースを有効活用できます。特に季節外れの衣類などを収納するのに適しています。


5. 収納ラベル

  • ラベリング: 収納ボックスやカゴにラベルを付けることで、中身が一目でわかります。これにより、必要な物をすぐに見つけやすくなります。


これらの方法を組み合わせることで、洗濯物を簡単に整理し、スムーズに収納できるようになります。収納の工夫は、スペースを最大限に活用するために非常に効果的です。




住まいの設計・計画の解説


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